Musique Nonstop

FUJI ROCK FESTIVAL 2003

今更なんですが、今年初めてフジロックに行ってきました。イヤ〜最高の木金土でしたよ。ずっと雨にたたられてたんですが、足下泥だらけでくるぶしまでぬかるんで、「あ〜あ」なんて思ってたけど、それでも金土と朝まで踊り続けて、最前列に行くとゴア以来の友人や大学の同級生にも会うし、終いには「雨こそ味方か」ってくらいの境地になってましたね。良かったのはUNDERWORLD、SASHA、TSUYOSHI、二日目はROYKSOPP、PLUMP DJS、TASAKAって普段と全然カワラんじゃん。わざわざ苗場まで行って都内のクラブと同じモン見てどうするって！

いやあ、でも感動に次ぐ感動！　UNDERWORLDなんか泣きそうになりましたよ。フランスのマヌーシュ・スウィングのラッチョ・ドロームも雨の中、小さいステージを通り過ぎそうになるお客さんの足を止めてましたね。プライマル・スクリームもヴォーカルのボビー・ギレズビー（だっけ？）が超ナヨナヨしたダメロッカーってな塩梅で「風と木の詩」とか「パタリロ」とかの少女漫画の主人公そのまんまで、こりゃニーズあって当然って思いましたよ。

つい見逃してしまい残念だったのはイギー・ポップ。いきなり上半身裸でムキムキに登場して珍獣っぷりを発揮してたらしいです。エイジアン・ダブ・ファウンデーションとゴールド・フラップも取材で見逃してしまった。残念。でも来年も行きたいですね。三万人とか最初は「ウンザリ！」とか思ってたけど、お祭りだよね。本当楽しかったよ。三日で三時間くらいしか寝なかったけど。

NITIN SAWNHEY "HUMAN"

6月にサンプルで頂いてからもう100回くらい聴いてるのがこれっす。UKエイジアンでありながらUKロックやジャズやソウルなんだよね。ベンガル人の歌手が伝統的なフレーズをイギリス人女性歌手と囁くようにデュエットするなんて今までなかったぞ。異なる素材をそのまま足したんじゃなく、お互いに歩み寄ってるんだよね。ベンガル人はイギリス風のメロディーは歌わないし、イギリス人もインド風のマガイ物メロディーなんか歌ってないんだ。ニティンのアコギがメディウムになってるんだよね。UKエイジアンの決定的名盤でしょう。雑誌とかレコ屋とか見るとあんまり評判になってないはオカシイ！