ヘンナとパリ郊外暴動とローカル・ミュージック
最近各種ウィッチクラフトに凝っているウチの妻が今度はヘンナを始めた。旅行く先々でヘンナしてもらってるし、元々イラストレーターだから絵を描くのは得意だし、いいんじゃないの。でも一回描くと二週間くらい消えないので、なかなか実験台になってくれる人がいない。というわけでオレも左手の掌がこんなんなってます。このブログを読んでる方でヘンナをやってみたいという方、実験台になってもいいという方、ウチの妻までメールしてやって下さい。umiyuri@po1.dti2.ne.jpさて話は変わってパリ郊外の移民の暴動。フランス語をメシの種に多少してるし、アラブ音楽をメシの種にしてるオレは無視していいことじゃない。ヒップホップやテクノ関係者がアメリカの黒人問題、ブラジル関係者がファベーラ問題を無視出来ないように。だからと言って何が出来るわけじゃないけど。いつの間にかついに日本ではニュースで扱われなくなってしまったけど、何も解決してないんじゃ? そんなことを思っていたら、今夜届いた雑誌「ラティーナ」にパリ在住の木立玲子さんが80年代からの移民問題を詳しく、現地に住む有色人種としての目から書いてました。是非皆さん読んでみて下さい。
それからワールド好事家の間で話題の昼間賢著「ローカル・ミュージック〜音楽の現地へ」、僕も献本頂き、読了しました。昼間さん、どうもありがとうございます。TVブロスでも紹介してます。フランスと日本を行き来する学者という、日本の音楽業界やワールドミュージック業界に束縛されない立場ならではの論評、セレクトが独自です。僕の本からも一言引用&サイトも紹介頂き、ありがとうございます。フン・タンとグエン・レ、グナワ・ディフュージョン、フレデリック・ガリアーノ、スシーラ・ラーマン、スアド・マッシ、フレンチラップなど、日本では誰も書けなかった領域がいくつもあります。インド関連のページでは、それは違ってるんじゃと思う箇所もありましたが、それは些事です。自分の注目する音楽家を自分のアンテナと資料と思いと行動だけで一冊の本に書き上げたことが素晴らしいんです。僕なんか掲載された後になって間違ってると気づくことがしょっちゅうですから、ハハハ。
by salamunagami | 2005-11-22 21:33 | エキゾ講演&トーク

