3.7 Wed. Shopping in Jaipur 2
3月7日水曜 ジャイプルでショッピング二日目
朝起きて、妻は届いた服を着て、仕上がりに納得していない。当然だ。一度で思ったとおりに出来上がるほど服のデザインなんて簡単なものじゃない。妻は一事が万事の人なので、その場でかんしゃくを起こしている。そこで納得いかないポイントを全て紙に書き出させ、整理させる。
朝食を軽く済ませ、10時過ぎに再びJさんの店に行く。お店にはロシア人の家族連れが来ていて、色々と試着をしている。Jさんに納得いかない点を全て伝え、その場でテイラーに直してもらうことになる。その間、二時間待ち。妻はその間に他の生地を見て、別の服について話しているが、僕は特にやることないので、旅の指さし会話集を元に暇そうな店員相手にヒンディー語を教えてもらう。待っている間にビールまで一本ごちそうになってしまった。
ロシア人の家族連れはさんざん試着した後に、無理矢理値切り始め、交渉決裂して帰っていった。ロシア人が世界中を自由に旅行出来るようになってまだ十数年しか経っていない。インドが経済成長の中にインフレを起こしていることなんて想像出来ないのかもしれない。僕達日本人ですら、インドがこれほどインフレを起こしているなんて知らないのだから。二度の直しを経て、ゆりこは出来上がりに納得し、更に幾つか注文する。出来上がりはホーリー後の9日午後とのこと。
一旦ホテルに戻るが、その帰り道が超渋滞。ホーリーが始まり、お店も閉まり始め、帰宅ラッシュとなったようだ。ホテルまで40分かけて戻り、2時過ぎにチェックアウト。荷物をフロントに預け、昼食をホテルのレストランで取る。一品50ルピーの野菜カレーを五種類選んで、ご飯とチャパティーでいただく。ダールとほうれん草、焼きナス、ニンジンとインゲン、トマトとチーズ、ニガウリの中にカレーを詰めて揚げたもの、そしてベジプラウ。僕の大好物のオクラのサブジーは季節外れのようで、今日は並んでいない。残念。8年前から通っているアールヤニワスのカレーの写真をきちんと撮れたのは今回が初めてかも。
食後はリキシャに乗って、civil lineにあるDMFメトロポリタンモールへ。すでに帰宅ラッシュを過ぎ、通りには道が少ない。再びゆりこが買い物を済ます。午後6時にホテルに戻り、タクシーに乗り、Kawa Guest Houseへ。マリーノエルに電話したが、繋がらないので、自宅にかけると、長男のイリヤスが出てくれて、タクシー運ちゃんに道順を細かく指図してくれた。
タクシーに乗り、市内を抜ける。市内はもぬけの殻のように自動車が少ない。アンメールロードに出ると車の代わりに、象のタクシーが歩いている。ライトアップされたアンメール城を過ぎ、アンメールの中心地を抜け、シヤラム・キー・ドーングリまで進む。そこから道なき道を右折し、ブリジット・シンの工房から更に奥へと進み、ヒンドゥー寺院のある山の麓に到着。イリヤスが出迎えてくれた。
しばらくすると長女のパルヴィーンとマリーノエルが戻ってきて、更に宿泊しているフランス人の若い女性二人と、僕達と同じくらいの年齢のアニエス、そして自宅の裏庭のほうにジュリアンという若いフランス人男性が入ってきた。Kawa Guest Houseがやっと形になってきたのかな。全員と自己紹介をすませ、お土産を渡し、ビールで乾杯する。マリーノエルが「今日はお手伝いがいないから、ありあわせのものだけど」とパスタや温野菜のサラダを作ってくれる。彼女は本当に手際良く料理を作る。
外を見ると、月が昇っている。明日はホーリーで満月だ。夜中まで彼女達と話し、就寝。
by salamunagami | 2012-03-09 16:48 | エキゾ旅行

