21世紀中東音楽無宿 001 Derdiyoklar

下記の文章はfacebookpage用に書いたのですが、この音楽があまりにも素晴らしすぎたか、ダサすぎたらしく、反応が悪いのでブログにも貼ることにしました〜。


毎日皆さんのタイムラインを賑やかしている「21世紀中東音楽ジャーナル」ですが、今週火曜朝に無事に最終入稿が終わりました。なので後は出来上がるのを待つだけです。関係者の皆さん、長い間、お疲れさまでした。

今頃になって「ああ、なんでアレを書かなかったんだろう?」とか「章のタイトルをああしておけば良かった!」というのが幾つも出てきてます。その全てはフォロー出来ませんが、「サラームの選ぶ中東音楽CDガイド90」をこのfacebookページ(原文ママ)でフォローしたいと思います。

というのも、本で選んだ90枚はいわゆる名盤みたいなのが多く、数も90枚と限られていたので、涙をのんで外したものや、ついうっかり入れ忘れてしまったものがたくさんあります。それを「21世紀中東音楽無宿」と名付け、このページでyoutube映像などを用いて紹介していきます。

最初に紹介したいのは「トルコのWhite Stripes」ことDerdiyoklar(デルディヨクラル)です。どこがWhite Stripesかというと、メンバーが2人で、一人がエレキギターならぬエレキ・サズ、もう一人がドラムスで、トルコのブルーズことハルク〜テュルキュをエレクトリック〜サイケデリックな味付けで演奏してるからです。しかしルックスは全然White Stripesじゃなく、どちらかというと、土管の中に隠れていた所を発見され、引きずりだされたサダム・フセインとカダフィー大佐と言ったところでしょうか?

youtubeを探すと、1984年頃の凄まじいステージが幾つもアップされています。公民館みたいな場所でお客もまばらで、子供がバクシーシを渡しに来たりと、まったく意味がわからない。そこでジミ・ヘンばりにエレキ・サズをかき鳴らしているのだからサイケデリック過ぎる! 

1984年と言えば僕はまだ高崎の高校3年生で、エコー&バニーメンとか聴いて「ネオ・サイケ」にうっとりしてた時代です。しかし、このデルディヨクラルの映像を観ると、「ネオ・サイケなんてウスいもの聴いてる場合じゃないだろ! アルバイトしてお金貯めて大至急トルコに行け!」とその頃の自分を叱責したくなります。

c0008520_073773.jpgCDでは「Koleksiyon」という二枚組のベスト盤が手に入りやすいです。そのジャケもスゴイというかヒドい。サダムとカダフィーの二人が揃いのオレンジ色のツナギを着て、くたびれたロバに乗って田舎道を歩いている。そのロバの背には改造エレキサズと、トリプルネックのエレキサズ&エレキギターが自慢げに括り付けられている。このジャケを見たら、誰も欲しがらないCDかと思います。



ちなみにこちらは、現在トルコで人気のDJ Baris KによるDerdiyoklarのミュンヘンディスコ曲「書け、ブン屋、書け」のリ・エディットです。もちろん僕はDJでプレイしてます。
何がイケてるか、イケてないのか、よくわからなくなりますね。まあそんな事気にしても仕方ないのですが……。それでも僕の音楽評論家としての良識が疑われても困るので、次回はもっとオシャレなのを紹介します。

21世紀中東音楽ジャーナルのfacebookページ


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by salamunagami | 2012-01-27 00:09 | 21世紀中東音楽ジャーナル  

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