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Bakugenjin Mura Mangetsu-Sai

Bakugenjin Mura Mangetsu-Sai_c0008520_1281860.jpg今年もたった一日だけでしたが獏原人村の満月祭に行ってきました。獏原人村は福島県双葉郡川内村内の集落で、福島第一原発から25kmにあります。しかし空間放射線量は0.6μsv/hと比較的低く、今年も満月祭が行われました。とは言え、規模を縮小し、入場料無料での開催です。僕は毎年呼んでいただいていたので、今年はノーギャラですし、危険じゃないとは言えない、と言われても、ここで訪れなくてどうする?と意気込んで、早々に参加表明しました。

Bakugenjin Mura Mangetsu-Sai_c0008520_1282438.jpg当日は郡山のコミュニティFMココラジでパーソナリティーを務めるドンナ・チカさんに車に乗せてもらい、途中荒れ果てた畑や誰もいない村落を抜け、私道の山道で車の腹をこすりながら一年ぶりに獏原人村へ。お昼には到着すると、例年の1/4くらいしか車もテントもない。いつもは池や川で遊んでいる子供達の姿はなく、若い女性の姿もさすがに少なく、食べ物の屋台も数軒だけ。今年は随分少ないなあ。村長のマサイさんに挨拶し、「被獏証明書」なるステッカーをいただく。受付に何気なく置かれていた二つのガイガーカウンター、一つは0.3、もう一つは0.6μsv/hを指していた。

Bakugenjin Mura Mangetsu-Sai_c0008520_1283697.jpg川で遊んだり、手作りの武器を作って販売しているコウゾウ君達と話していると午後三時から音楽のスタート。僕のDJは午後4時半から一時間ほど。

Bakugenjin Mura Mangetsu-Sai_c0008520_1284655.jpg夕方陽が沈むと、東の山の尾根から満月が少しずつ姿を現す。その時間は焚き火の周りでパーカッション集団の演奏。満月が大きい。上のドームに行き、音楽を聞きつつ、先客達と話しているとブロス編集部やライターの友人達が次々と現れる。ライヴは明け方まで続いていたが、僕は午前3時頃の突然の停電とともに就寝。


Bakugenjin Mura Mangetsu-Sai_c0008520_1285294.jpg早朝一瞬目が覚めたのでドーム内の写真を撮る。今年はテントでの宿泊は薦められないとのことで、テントを持ってきた人達もドーム内で寝ていた。二日目は朝から冷たい川に飛び込む。川に浮かび、流れに流される。川から戻り、午前9時には35度突破。とにかく暑い。11時過ぎにドーム横の寝室にスクリーンとプロジェクターを持ち込み、僕のトーク「エジプト音楽と革命」を開始する。最初は数名だったが、一時間のうちに十数名の方が来てくれて、最後まで見てくれた。これで僕の仕事(ギャラなしですが)も終了。あとは周りの人達と話す。武器屋のコウゾウ君は山形県で農業を営んでいて、夏はヒマなので毎年、満月祭の時期に長く逗留するとのこと。今年も三週間前から来ていて、あまりにヒマなので、凶悪な棍棒やテルミンを改造した妙なオモチャを自作し、武器屋を開いたとのこと。他にも茨城から来ていた焼きそば屋台の親子、毎年見かけるミュージシャン達、東京からの友人達と話す。中には三週間、一月以上も滞在する人もいるらしい。ドームには大量の本があるので、読むには困らないけど、晴耕雨読の生活なんて僕は想像すらしたことない。いつかそういうことをしたくなることがあるのだろうか? 

Bakugenjin Mura Mangetsu-Sai_c0008520_203536.jpg夜までにproject FUKUSHIMAの会場入りしなければならなかったので、午後3時過ぎに早くも村を出る。


by salamunagami | 2011-08-17 01:57 | エキゾ旅行  

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