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2.29 若山ゆりこ「スウィート・モロッコ」発売!

c0008520_2231741.jpg妻の若山ゆりこも僕の本から二週間遅れの2月29日に新刊をリリースします。詳しくはウェブサイトやfacebookページもご覧下さい。

スウィート・モロッコ ~sweet morocco~
若山 ゆりこ 著

甘くて不思議な楽園モロッコを存分に楽しむエキゾチックな旅絵本!

アフリカ大陸の北西、先住民ベルベル人の文化やサハラ文化、豊穣なアラブの文化、そして洗練されたヨーロッパの文化が混じり合うミステリー・ランド、モロッコ。

日本でもすっかりおなじみとなったタジン鍋やエキゾチックな雑貨やインテリアによっても、ここ数年急速に注目を集めています。

穏やかで抜けるように青い地中海と、丘に連なる真っ白に塗られた家々が印象的な港町タンジェ。世界最大の迷路のようなメディナ(旧市街)のある古都フェズ。そしてピンクに彩られた魅惑的な都市マラケシュ。
険しいアトラス山脈を越えてさらに奥地へ進めば、広大なサハラの風景が広がります。めまぐるしく変わるダイナミックな自然と映画のワンシーンのようにエキゾチックな風景が、多くの旅人を魅了してきました。

また、イスラムの由緒ある伝統と豊かな自然の中で育まれた独自の文化も特筆すべきもの。目眩がするほど細かなモザイク、伝統職人が意匠を凝らしたインテリアの美しさは古くからヨーロッパの芸術家を虜にしてきました。そして、スパイスやドライフルーツ、オレンジやローズ・エッセンスをふんだんに使った快楽的な料理の数々。山を越えればリズムが変わると言われる豊かな音楽や、女性達の間で伝えられてきた伝統的な美容法や化粧品の数々も見逃せません。

「スウィート・モロッコ」はこの魅惑的な国モロッコをぐるりと一周しながら、そうした文化と個性的な街について、沢山のイラストと写真、文章でじっくりと書き綴りました。モロッコのバラエティーに富む風物、そして、そこで楽しめる様々な出来事を紹介しています。この本でモロッコのイメージが広がります!


内容
第一章 赤いモロッコ~マラケシュ
モロッコで人気No.1の麗しき赤い都、マラケシュ。かわいいモロッコ雑貨が溢れるスークを歩き、ジャマ・エル・フナ広場の屋台でモロッコ人と一緒にカバブに舌鼓をうち、古い邸宅を改築した民宿リヤドで時を忘れる。快楽的モロッコ案内。

第二章 いにしえのモロッコ~フェズ
アリの巣のように路地が入り組んだメディナ(旧市街)が広がる迷宮都市、フェズ。モロッコで一番古い王都でもあり、古くから芸術や文化の中心地でもありました。このマラケシュとはひと味違う、古きモロッコの香りが漂う街の迷路を、ひたすら歩き回ったメディナ案内。

第三章 砂漠のモロッコ~メルズーガ、ザゴラ
アトラス山脈を越えると、そこは南部モロッコの別世界。広がる。岩肌がむき出しになった山々、木一つない広大な乾いた大地、時折点在するオアシスの村、カスバ街道、そしてオレンジ色に輝くサハラ砂漠。荒々しくも魅力的な砂漠のモロッコ案内。

第四章 音のモロッコ~エッサウイラ
マラケシュから車で西へ3時間、大西洋岸の小さなアーティスト・タウン、エッサウィラ。音楽家や画家達が多く住み、伸びやかで自由な空気に満ちた街の魅力を、毎年6月に開催される音楽祭「グナワ・フェスティバル」の様子を交えながら、書き綴ります。

第五章 海のモロッコ~タンジェ、ラバト
100年前には国際都市として繁栄し、名だたる芸術家達を惹きつけてきた地中海の魔都タンジェ。今やその面影は薄れたものの、ひとたび街を歩けばかつての栄華を彷彿とさせるアウトサイダーな残り香が漂ってきます。数々の伝説に想いをはせながら歩く、タンジェ巡礼。

書名:スウィート・モロッコ
著者:若山 ゆりこ 
定価:1470円(税込)
発売日:2012年2月29日
ISBN-10: 477780934X
ISBN-13: 978-477780934949
発行・発売 辰巳出版
〒160-0022 東京都新宿区新宿2丁目15番14号 辰巳ビル
電話 03-5360-8088(大代表) FAX 03-5360-8951
http://www.tg-net.co.jp/

スウィート・モロッコのウェブページ
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by salamunagami | 2012-02-29 00:00 | 21世紀中東音楽ジャーナル  

2.26 Sun. Islamabad 2nd.Day

c0008520_15154130.jpg2月26日 日曜
イスラマバードで些事に追われる

朝7時に起き、シャワーを浴び、8時半に朝食を取り、メールをチェックすると、妻あてに大至急の原稿直しのメールが届いていて、しかも9000文字のテープ起こし原文を人に見せられるものに仕上げるという、普段なら一日がかりの仕事。しかも妻のプロモーションのためなので無料。面倒だが、これを終わらせないと、原文ママのテープ起こしが表に出てしまうので、送ってくれた人には悪いが、僕の手で応急処置を行う。途中、二度の停電を挟み、もちろんネットも遮断されながら、4時間かけて、6000文字程度のインタビュー原稿に直す。それだけで午前中は終わってしまい、日記も写真の整理も出来ず。
その間に、妻が前日に買った服を着て、ホテルのロビー前でファッションショー。写真をfacebookにアップして、欲しい人を募ってみようと妻が提案したので、その場でやってみるが、facebookのリンクが上手くはれず、限られた人にしか届かなかったようだ。それでも1時間で三人から注文が入った。
c0008520_15153984.jpg原稿を終了し、午後1時半に村山先生と三人でラーワルピンディーへ。リヤーカットパーク近くのチャイナマルケットという庶民的なエリアの一角、中華料理と漢字で書いてあるけど、実はウイグル料理屋に入る。日本人と見ると、メニューを裏返す。8種類ほどのメニュー、一番上はspaghettiと書かれていた。次がspecial spaghetti。その他manti、chinese riseなど。マントゥ以外なんのことだかわからないので、メニューを裏返して、ウイグル文字のほうを読むと、上からラグメン、なんとかラグメン、マントゥ、ショルバなどと書かれている。そこでラグメン、スペシャルラグメン、ショルバ、チャイニーズライスを頼んだ。マントゥは30分以上かかるらしい。それは正しい。僕も自宅でマントゥを作るなら、お客に手伝ってもらわないと作れないから。
c0008520_15153959.jpgまず最初に運ばれてきたのはチャイニーズライス。チャーハンみたいのを想像していたら、羊肉とインゲンとピーマンのピリ辛炒め煮をぶっかけた長粒米のご飯だった。これは野菜が多くて食べやすい。次にラグメンとスペシャルラグメン。何が違うって、西新宿のウイグル料理店タリムと同じく、ノーマルなラグメンは最初からピリ辛煮がぶっかけてあり、きしめんのような味。スペシャルラグメンは全部の麺が一本に繋がっていて、口の中でもプリプリとかみ切れないほど腰が強い。ノーマルなラグメンでも美味いのだが、一度スペシャルを食べてしまうと、もう元には戻れない。上にかかっているピリ辛煮はライスもラグメンも一緒なので、味は単調だが、羊肉にこだわっているのだろうか、柔らかく出汁もしっかり出ている。
最後に運ばれてきたのは羊のスープ。これは日本の牛タン屋で出てくる牛テイルスープをそのままマトンと香菜に置き換えたような澄んだスープ。これは滋味あふれる感じ。落ち着く味だ。四品で760ルピー。700円ほどか。
c0008520_1515366.jpgお店を出て、サダルまでオートリキシャに乗り、昨日に続いて両替商のビルへ。ビルの前にはショートバレルでサブグリップ仕様に改造したAKカラシニコフで武装したヒゲのガイがいて、写真を撮ってくれと頼まれた。
両替を済ませ、前日に寄ったサダルの女性服屋に入る。ゆりこは前日と同じ店員に対応してもらい、服を選ぶが、欲しい服にかぎってMサイズが品切れしていて、二着しか買えず。
サダルの路上には日曜午後定例の野外古本商が出ていて、ウルドゥー語、英語の本を並べている。僕はそこで二人と別れ、一人だけでホテルに戻る。ちょっと疲れていたのと、午前中に日記が書けなかったので、町歩きより自分の仕事を優先したのだ。昨日のことは忘れないうちに書いておかないと、必ず忘れてしまう。
村山先生がタクシーの運ちゃんにホテルまでの道を教えるが、この運ちゃんは文盲で、ホテルのカードを渡しても、読めない、読めないと言うだけ。
c0008520_15192386.jpgホテルは空港の近くだが、進行方向の右側なので、Uターンする角がどこだか、僕もあまり覚えていなかった。「アゲ、アゲ」まっすぐ、まっすぐと繰り返し伝えているうちに、町外れまで行ってしまった。行きすぎたようだ。近くを歩いている若者をつかまえ、ホテルのカードを見せるとUターンして戻れと言う。Uターンして戻っても、なかなかホテルが見えずに、運ちゃんは「ペトロールが高い、お前がアゲ、アゲ言ったからこうなる」などとグダグダウルサイ。「いいから黙ってろ! 携帯で電話してくれ」と頼むが、ケチで携帯も使ってくれない。そこで再び道を歩いているアニキに聞くと、まだ先と言われ、運ちゃんの文句をウダウダと繰り返している。まあ、僕の日本の携帯からホテルに電話すれば良いだけのことだが、それだけでタクシー料金以上のお金がかかるし。見つかるまで、道を歩いている人に聞けばいいや。そう思い、しばらく戻ると目の前にホテルが現れた。ふ〜、お疲れ様。運ちゃんは何か文句を言い続けているが、約束の200ルピーに加えて、更に100ルピーを足し、肩を押さえながら相手の目を見て、覚えたてのウルドゥー語で「神は今、お前を見ているぞ! Aaj, Khudaa dekh rahe hain!」とゆっくり三回言うと、「フダー・デーク・ラヘー・ヘン」と小声で口にしてやっとだまりこんだ。
フ〜、別にたいしたことではないが、この旅慣れた百戦錬磨のはずのオレ様でも迷ってしまい、しかもローカルの携帯電話が持てない(数年前にムンバイで起きたテロで、外国人がパキスタン国内で買ったSIM携帯が使われて以降、外国人旅行者は現地のSIMを買えなくなった)から、連絡にも困るのだから、やはりパキスタン手強い。まあ色々裏技はあるらしいが、外国人がSIMを買えない国なんて初めてだ。
ホテルに戻ると、定時の計画停電で、部屋は真っ暗。今回泊まっている宿shelton hotel、村山先生の部屋や両隣の部屋は光が差して明るくて室温も高いのだが、僕達の部屋だけは北向きで、窓の外にはマルセル・デュシャンの「泉」は放置されているわ(僕のfacebookやtwitterを見てくれ)、床は僕の嫌いなカーペット張りだわ、ちょっと居心地は良くない。初日に部屋を換えてくれと妻が頼んだのだが、結婚式で週末いっぱいフルだったのだ。
同じホテルでも部屋の状態によって、受ける印象はガラっと変わる。だからこの宿が悪いというわけではない。従業員はインドと比べると勤勉で、馴れ馴れしくもないし、wifiも繋がるし。オススメ出来るホテルである。なので今後泊まられる方は、部屋は幾つか見せてもらうと良いだろう。

停電中の部屋で夕方まで休み、日記を書き、停電とインターネットが戻ってから日本とメールのやりとりをしていると、6時半にゆりこ達が戻ってきた。町で一番大きな市場に行ってきたようだ。お土産のバングルなどを見せてもらう。僕は一休みしていて良かった。
夕方から急に気温が下がる。股引でも持ってくれば良かったと思うほど。

c0008520_15153997.jpg夜9時半に、村山先生の友人で、3月のバダル・アリー・ハーンの招聘にもマネージャーとして同行するアトハルさんの自宅に伺う。アトハルさんの車に乗り、ホテルの近くから丘陵を登ると、彼の家は本当に丘陵の一番上にあった。ガレージには自動車が三台、敷地は200mくらいで三階建てか? 二階の玄関を入ると、コンピューター関係の仕事をしているという長男が迎え入れてくれた。応接間は30畳くらい、そこにパキスタン各地の民芸品が陳列され、小さな博物館のようだ。パンジャービードレスの奥さんが挨拶に現れ、村山先生と再会を祝す。
応接間の奥がダイニングになっていて料理が並んでいる。パンジャービーの家庭料理は初めてなのだ。まずパンジャーブの名物である芥子菜(サーグ)とバターをたっぷり使ったカレー。日本のカレー屋でほうれん草のカレーがあるが、あれを芥子菜に換え、たっぷりの水牛のバターをちらしたもの。これはレストランではなかなか食べられないものらしい。そして川魚のフライ。カレー味の衣を付けて、ディープフライしたものだ。そして一番美味しかったのはチキンとヨーグルトのカレー。とてもシンプルで、さらさらとしていて、カレー味のチキンスープみたいな味だ。地鶏ならではの濃い味がする。アトハルさんは料理もするらしく、レシピを伺った。
材料は鶏まるごと、ヨーグルト、タマネギ、青唐辛子、トマト、すり下ろしたニンニクとショウガ。スパイスはターメリック、カイエンヌペッパー、クミンパウダーだけ。随分シンプルな作りだ。インドのような複雑なスパイスの組み合わせはしないようだ。
この他バスマティライスとロティー、たくさんの種類を使った野菜サラダと、温野菜、そしてトゥルシーがたっぷり出てきた。美味しいのでついつい食べ過ぎてしまうが、サーグのバター以外はさっぱりしている。
食後は応接間に戻ると、お子さんたちが三人現れた。次男はイスラマバードの大学にこれから通い、ソフトエンジニアになりたいとのこと。長女は婚約中で、結婚式に招待された。せっかくなので家族全員の写真を撮らせてもらう。そしてきりの良い所でお暇する。
宿まで車で送ってもらい、宿に戻ると、村山先生が「これでイスラマバードの仕事は全て終わりました」と口にする。バダル・アリー・ハーンたちの日本への渡航ビザの問題もなんとか解決しそうだ。アトハルさんは一月後の春分の頃、東京で再会する。
11時前に部屋に戻った。今日は疲れた。冷たい乾燥した空気、しかも埃と排気ガスが混ざっている空気を吸い込み続けたせいで、喉が腫れてしまった。念のため炎症を抑える薬と葛根湯を飲み、ホッカイロを下着に貼って11時半には寝る。部屋が暗いとヒゲ剃りも面倒になる。シャワーに一日くらい入らなくても良いだろう。
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by salamunagami | 2012-02-27 14:50 | エキゾ旅行  

2.25 Sat. 1st day in Islamabad, Pakistan

c0008520_23203120.jpg2月25日土曜 イスラマバード初日

睡眠薬を半錠飲んだにもかかわらず、6時過ぎには目を覚ましてしまう。日本との時差は4時間。日本は朝の10時だから仕方ない。
シャワーを浴び、洗濯を済ませ、朝食。青唐辛子の入ったオムレツはインドと同じだが、食パンはインドのものより日本の食パンにちょっと近いかな。
10時にジャーヴェードさんが車で迎えに来た。車に乗ってまずはラーワルピンディーのサダル地区近くの両替所ビルに。円とのレートは1.11で、1万円を換えると、11100ルピーが来た。日本円とほぼ同じなので扱いやすい。
c0008520_2323058.jpgジャーヴェードさんと一旦別れ、サダル地区を歩く。まず店頭で沢山のコンロで何やら揚げ物を揚げている店を発見。近寄ると、見ていけ!とアニキに話しかけられたので、料理の様子を写真に撮らせてもらう。ただ、まだ午前10時半なので、お昼の下準備の段階だった。
サダルを歩いていて、ゆりこが若い女性向けのシャルワールカミーズの店を見つけ、色々と試着して三着買う。サダルにはインド映画専門の映画館もあり、公開されていたのは、ボリウッド映画「PLAYERS」だった。
朝は寒いが、日が差してくると途端に日差しが痛いほどになる。ラーワルピンディーは高原のような気候だ。
サダルを一回り歩き、路肩のカフェでカシミール・チャーイをいただく。ピンク色をしたチャーイは紅茶というより、イチゴミルクのような味だった。
歩き疲れたので、サダルの一角にあるジャーヴェードさんの事務所を訪ねると、ちょうどお昼時で、一緒しようと言われ、目の前にあったビリヤニ屋から出前を取ってもらう。
パキスタンに着いて初めてのパキスタン料理。グリーンピースのカレーと、ひよこ豆のカレー、チキンコルマカレー、そしてビリヤニとライタ。チャパティーではなくナーンのようなタイプのパンと、ビリヤニは層にして炊き込むタイプだった。下町の食堂ならではの庶民的な味だがなかなかに美味い。
c0008520_2325197.jpg昼食後はタクシーに乗り、イスラマバードのスーペル地区へ。20kmの直線道路ずっとまっすぐ行くと、ゼロポイントという政治都市イスラマバードの入り口に到着! それから先は道路の舗装状態が突然良くなった。住宅地もデリー南部みたいに閑静だ。イスラマバードは独立時に建立された新たな政治都市だけに、町は碁盤の目状のブロックに分けられている。目的地はスーペル地区、隣はジンナー地区。スーペル地区のスーペルマルケットは、デリーのカーン・マーケットを二回りくらい大きくしたような個人商店中心の商店街。ビルはまだ新しいようで、路面の一階だけは店が入っていて、上の階は工事すら途中で投げ出されている状態のビルも多い。そこで妻と村山先生はカシミアや布の店に入る。妻はカシミアのポンチョとミラーワークのスカートを見つけ、交渉を始める。村山先生もイカットのような伝統的な織物の布を買う。妻の相手をしていた若い店員はiphone4を自慢げに掌でなで回している。値段を聞くと、65000ルピーとのこと。物価が安いパキスタンなのに、携帯にはそれだけ払うのか。お土産屋のアニキが。日本ではiphone4は幾らする?と聞かれたので、基本的に無料だよ。でも二年間の高い契約をさせられるから、毎月高いと答えると、では、日本でiphoneを手に入れて、パキスタンで売れば儲かるね。と言われる。日本の中古車市場はパキスタン人勢力が強いというし、二年おちのiphone3が今後はパキスタンに流れるかもしれないね。
村山先生に案内され、次は大きめのCD&DVD屋へ。インドのチェーン店planet Mとほぼ似た店作りで、欧米のロックやポップ音楽もあり、試聴機などもきちんと並んでいて、ベスト10コーナーなんかも作っている。ハリウッド映画のDVD、ボリウッド映画のDVDもある。ただ、Planet Mや日本のタワーやHMVとの違いは、ほとんど全ての商品が海賊盤CDRおよびDVDRということ。
僕はこれまで音楽ソフト業界で二十年以上も働いてきたので、出来る限り海賊盤には手を出さないようにしてきた。僕達がCDを買って支えることで、音楽アーティストたちに貢献出来ると勝手ながら思ってきた。しかし、ここ数年でそうした20世紀型のシステムは根底から崩れつつある。そして、このところ、面白い音楽の多くは著作権のグレーなゾーンから生まれてきていることも確かだ。パキスタンの音楽ソフトの歴史は知らないのだが、現在の状況をかいま見る限り、著作権が崩れるも何も、最初から海賊盤しかなく、そんなものは存在しないとしか思えない。
これが、隣の国、インドに行くと、現在のボリウッド映画音楽は、元々海賊盤コピーカセットのバッタもの屋からスタートしたT-Seriesの独断場となっている。もちろん今も海賊盤は存在するが、正規盤より少し安いだけで、品質も悪い。それにゴアやプシュカルのような観光地、またはローカルの市場くらいでしか目にしない。
そのお店では海賊盤でしか手に入らないようなカウワーリーやパンジャービー音楽のCDとDVDRを20数枚買って、全部で3450ルピー。
c0008520_23331573.jpgCDショップを出て、スーペル地区を歩いていると、目の前にBUKHARAというアフガン系の土産物屋を発見し、中に入るとその店の店主は村山先生の留学時代の友人で、アフガン系のアジーズだった。なんたる偶然、十数年の再会だという。そこでチャーイを飲むかと言われたので、もうお茶は飲み過ぎたとことわると、緑茶はどうだ?と言われる。パキスタン北部では砂糖無しの緑茶を飲むのだ。中国との国境も近いせいだろうか? たっぷり牛乳と砂糖の入ったチャーイは続けて3杯も飲むと、もうお腹にもたれるが、緑茶なら何杯でもいける。
緑茶をいただき、十数年ぶりの話に花を咲かせている二人を横に、妻がアフガニスタンやトゥルキスタンの骨董指輪を探して、色々と試しているうちに、僕のほうが、猛烈な目の模様の入った灰色の巨大な瑪瑙の指輪を見つけてしまった。しかも左手の中指にちょうど良いサイズ。聞くと、アジーズのお父さんがアフガニスタンの王族の家から買ったという。どこまでホントかわからないが、見た瞬間にこれしかない!と思える指輪が、指にちょうど良いサイズだった時は今までの経験から言って、買うしかない。今回は右手の中指に98年にイスタンブールのアフガニスタン系のお店で買ったテュルクメニスタン製の赤瑪瑙の骨董指輪と、薬指にジャイプルの銀の指輪、左手の薬指に今度は2006年にイスタンブールのアフガニスタン系のお店で買ったテュルクメニスタン製のトルコ石の指輪をして、パキスタンに来た。着いた翌日早々にそれらの指輪三つをまとめてくれる新たなリーダーのような指輪に出会えたんだから、買うしかない。
妻が白い透明なエメラルドの指輪を気に入ったようなので、二つ買ってまけてもらった。
5時半に再び歩き疲れたので近くのビルの二階にあるおしゃれそうなカフェに入る。ちょうど停電の時間で、店内は暗かったが、問題はない。チャーイやコーラなどは飲み飽きたので、メニューにあったコーヒーを頼んだら、見事にインスタントコーヒーだった。現在のインドではインド版のスタバと呼びたい、コーヒーデイズやバリスタがたいていの町にあるが、パキスタンにはまだ入ってきていないようだ。美味いコーヒーはインドまでお預けかあ〜。まあ緑茶があれば問題ないか。
c0008520_23313247.jpg6時過ぎにタクシーに乗り、今夜のコンサート会場Kucch Khaasへ向かう。田園調布とは言わないが、丘陵地帯に豪邸がならぶ一角にKucch Khaasはあった。700ルピーを払い、個人情報を記入し、中に入るとオシャレなカフェとベーカリーが併設されていた。ここは芸術・文化保護研究所Institute for Preservation of Art and Culture (IPAC)が主催している場所らしい。エジプトでもイエメンでもモロッコでも世界中でこういう場所にたどり着いているなあ。中に入ると、白塗りのおしゃれな建物の中に40人ほど床座り出来るスペースと、その前にステージがあり、初老のタブラー奏者と歌手がサウンドチェックを行っている。一足先に入った村山先生はさっそく、彼らに話しかけて、ビデオ撮影の了承を得ている。
c0008520_23361877.jpg今夜のコンサートはジャーヴェイド・トゥファイル・ニヤーズィー Javaid Tufail Niaziという歌手とムハンマド・アジュマル Muhammad Ajmalというタブラー奏者。しかも、何とブーレーシャーやアミール・フスロー、シャー・フセインのスーフィー作品を中心に歌うというプログラムだ。なんという幸運、なんという偶然! 知っての通り、僕と村山先生は故野上フミヤ君たちとスーフィー音楽の研究会「聖者の宮廷考」をずっと続けてきたのだ。この会場、普段は古典音楽や軽古典音楽が中心とのことだ。なのに僕達が来た夜にかぎってスーフィー音楽とは!
7時になると、会場が20人ほどのお客が入ってきた。こちらに住んでいるとおぼしき中年の白人女性たち、パキスタン人の中年男性女性、そして最前列は二人のミュージシャンの親族や弟子だろうか?学生くらいの年頃だ。
ジャーヴェイド・トゥファイル・ニヤーズィーはパンジャーブの民謡歌手らしい。僕も初めて聞いたが、パンジャーブの民謡は民謡らしい、キャッチーな旋律を持っているが、北インド古典からの影響が強い。ちょうどラーガの後に演奏する「ドゥン」みたいな感じだ。5拍子や7拍子の歌も多い。最初のうちは盛り上がった瞬間にもう終わってしまう短い曲をどう感じていいかわからなかったが、後半になるに従い、お客との距離もさらに縮まり、しかもブーレーシャーの「bulla ki jaana」など僕の知っている歌まで飛び出し、熱くなってきた。そして終盤にはジャーヴェイド・トゥファイル・ニヤーズィーの父親が大ヒットさせた、パンジャーブ人なら誰もが知っているという歌を歌い、会場は拍手に包まれた。110分くらいで10曲くらい歌ってくれただろうか。僕も最前列でビデオと写真を撮らせてもらったので、日本に帰ってからも皆さんに紹介出来る。
終了後はジャーヴェイド・トゥファイル・ニヤーズィーの息子さんたちと少し話し、外に出ると、タクシーがなかなか見つからず、10分ばかり立ち往生した。イスラマバードの夜は寒いなあ。
c0008520_021574.jpg9時すぎにタクシーに乗り、ジンナー地区のスーペルマルケットにあるアフガニスタン料理店Kabul Restaurantへ。ここは羊のシシケバブ炭火焼きで有名な店。ケバブ二人前とチキンのスープ、マントゥ、ピラフ、ヨーグルトを頼む。寒い身体にチキンの澄んだスープがとても優しい。続いてはマントゥが運ばれてきた。トルコのマントゥとは大違いで、ウイグルのマントゥに近い。一つの大きさはふつうの餃子の2個分くらいで、中国の饅頭に近い。中に入っているのは羊肉とトマトのミートソース。そこにたっぷりのヨーグルトをかけていただく。これも最高に美味い。そしてとどめがケバブだった。二人前でなんと24本も運ばれてきたのだ。一本のケバブが70~80gくらいだと思う。24本で少なく見積もっても1.7kg、これを三人で割ると一人あたま600g近い。先週、郡山のdommune fukushima に出演し、その打ち上げが街道筋のびっくりドンキーだった。大の大人が7人も揃いも揃って、300gの巨大ハンバーグを頼んだのだ。しかし、今夜はその更に2倍の量の羊肉だ! もちろん味は段違い!
シンプルなハーブと塩味が中までしっかりとしみこんでいて、激ウマ。肉の質もなかなかのもの。しかしながら、毎月一回はシュラスコで20切れくらい食べているハードコア・ノンヴェジタリアンの僕でも、全部は食べきれず、7本を余らせてお土産にしてもらった。食後に緑茶を飲み、精算すると、全部で1995ルピー。2000円以下! これは安い! イスラマバードを訪れるなら、是非この店には行って下さい。シュラスコ好きにはたまらないですよ。
ジンナー地区を腹ごなしに少し歩き、タクシーで宿に戻る。20kmのまっすぐな道を延々と進むとどうにも後ろ座席で眠くなってしまう。
ホテルに戻ると既に夜の11時。1日目から12時間以上も外出してしまったので、さすがに疲れたよ。
シャワーを浴び、写真をmacに取り込み1時前に就寝。
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by salamunagami | 2012-02-26 23:36 | エキゾ旅行  

2.24 Thu. Tokyo to Islamabad

c0008520_2354796.jpg2月24日木 日本からイスラマバード

前夜は午前2時半に寝て、朝6時20分に起床。
ゆりこが華に水をやっていると7時15分。17分のバスに乗る予定だっただ。
しかしバスが遅れ、23分。経堂の駅に着くと、目の前で7時半の各駅が行ってしまう。次の電車は7時37分。7分待ち。しかも新宿に着くのが、7時57分。大荷物を持って8時2分の成田エクスプレスに乗れるのか? 新宿に着くまで心配しても仕方ない。
新宿には57分、時間どおりに到着。しかし地下二階各駅停車のホームから大きな荷物を持って階段は上れない。エレベータ前には既に列が出来ていた。エレベーターはすぐに到着したものの、僕達の目の前で定員となり、ドアが閉まる。超ゆっくりしたエレベーターが戻ってくるのを待ち、やっと乗り込むと、今度は地下一階の急行ホームでもむりやり乗ってくるお客がいる。
改札階に出て、JRの乗り換え口を通ると、既に8時を回っている。あと一分ちょっと。もう間に合わないかなあ。
成田エクスプレスの停まる5番線は他のホームに下って、更に裏側に回り、更に一段エスカレーターを降り、トンネルのような地下通路を通って、最後にエスカレーターを一段上る。僕だけ一人先に行き、ドアの閉まりそうな成田エクスプレスに近づき、係員に、妻が今来ますので待って下さい!と頼みこむ。エスカレーターを覗き込んでも、妻は早くも諦めてしまったのか、なかなか姿が見えない。「ゆりこ、早く来いよ!」と大声で叫ぶと、エスカレーターの下にやっと顔を出す。スーツケースを持ったまま階段をかけあがってもらい、ホームにあがり、係員に礼を言い、電車に乗った瞬間に、ドアが閉まった。ふ〜、間に合った!
1号車から8号車まで車内を移動し、予約した席に着く。もうこれで9時半には成田空港。
成田では先に到着していた村山先生からメッセージを受け取り、タイ航空のエコノミーのあるJカウンターで待ち合わせる。村山先生は朝4時くらいに目を覚ましてしまい、8時過ぎには空港に着いて、散策していたらしい。
チェックインの段階で、パキスタンのビザ、インドのビザを細かく調べられる。数日前にパキスタン人三人が成田空港の入管から逃げ出し、現在も逃走中なのだ。無理するよなあ。
経堂駅前でヒンディー語を習っているのと同じコーヒーのチェーン店エクセルシオールカフェを見つけ、朝食を取る。その間に僕はシティバンクのATMを探し、旅の資金を下ろそうと試すが、二度、三度やっても受け付けてくれない。その場でカードのクレームセンターに電話する。この番号ではないと言われ、別の番号にかけ直し、面倒な番号を打ち込むと、やっとクレーム係りに繋がった。事情を説明すると、規定回数以上暗証番号を間違って入力していたため、一時的に引き落としできなくなっていたらしい。「今日からお使いになりますか?」と聞かれたが、「使うにきまってるでしょう!そのために電話してるんだから」係りの若者の声がかなり若くて、的を得ないので、「僕はお前が生まれるより前からシティバンク使ってるんだよ!」とイスタンブールやモロッコでの決まり文句、いつものオヤジ節が炸裂しそうになった。

出国、ゲート入り、飛行機に乗り込む。タイ航空はボリウッド映画が数本しかないのが残念。しかし、二本映画を見終わり、しばらくすると早くもバンコクに到着。もちろん機内食はほとんど手を付けない。

 バンコク乗り換えは8年ぶりくらいだ。真新しい空港には熱帯アジアのニオイが充満してる。タイ米のニオイや蘭のニオイ、西洋人の香水のニオイ? 空港の横にジャングルのような緑が密生して見える。半袖、タンクトップ、短パンの西洋人〜日本人旅行者たちを横目に、僕達は広い空港の端のまた端、C3ゲートへ。快楽的なのは中央だけで、端のほうには周辺のムスリム国からのむさいオトコたちがたまっている。
1時間半ほどのトランジットで、パキスタン行きの機内に乗り込む。今度の飛行機はもちろん個別のテレビなどない。

c0008520_2363559.jpg10時半の予定が、10時ちょっと前にイスラマバード到着。空港は釧路空港くらいの大きさに見えた。バスに乗り、入国審査場まであっというまの距離。外国人は一列に並ばされ、それでも待たされた時間は15分ほど。10年前のインド、ムンバイの空港のような古さだが、それでも人間の数がインド少ないので、ラクだ。
既にグルグルとまわっていた荷物を受け取り、税関をノーチェックで通り、空港の出口を抜けると、目の前にはオトコ、オトコ、オトコ! インドでも空港を出ると、1000人くらいの人々の視線にさらされるが、イスラマバードではその9割近くがオトコだ。インド人より背の高い、体格の良いガイたちがジロっとこちらを見ている。
外に出ると、息が白くなるほどではないが、そこそこ寒い。10度以下だ。デリーやジャイプルはもうすでに30度近いようだが、イスラマバードは更に北にあるから、当然だ。四月の日本くらいだろうか?
その視線を受け止める余裕もないままに、すぐに村山先生の現地の友人ジャーヴェードさんが僕達を見つけ、話しかけてきた。物腰がとても柔らかい日本語で、握手する掌まで柔らかい。彼の車に乗り込み、埃だらけの空港を出る。
c0008520_2374782.jpgシェルトンホテルは、空港から車で5分以内の街道沿いにあった。夜警のアニキを起こし、門を開け、中に入れてもらう。
一階の部屋に通されるとそこそこ広いが、照明が暗く、一つは電灯が切れている。僕はすぐに荷物を開け始めるが、ゆりこがすぐにレセプションに行き、「バッティー・ハラーブ・ヘイ(電球こわれてる)、ついでに部屋も変えろ」とクレームを入れたらしく、ジャーヴェードさんと係りのガイが一緒に来て、部屋の電球をその場で換え、風呂のお湯も出るように直してくれた。少しでもヒンディー/ウルドゥーを話すと対応が違う。いつもなら、夜遅いから、明日の朝に、とか言われていただろうに。ちなみに結婚式パーティーがあるらしく、週末まで全部屋が埋まっているらしい。
荷物をおき、日本製リンナイのガスストーブを点け、村山先生の部屋に行き、ジャーヴェードさんと四人でお茶をいただく。
ジャーヴェードさんは日本語をパキスタンの大学で学び、日本人旅行客相手のガイドをして、実践のうちに日本語を完璧に覚えたという。以前は旅行会社で何名も従業員を雇っていたが、最近は観光客が来ないので、日本のとある会社と仕事をしていて、日本語を使う機会も減ってしまったと。思えば、僕も音楽ライターを始めた12年くらい前は、フランス語を使う仕事が月に一度くらいあったけど、最近は音楽ソフト業界が終わっちゃったので、フランスからのアーティストのインタビューなんてほとんどない。僕もフランス語を全然使ってないから忘れちゃったなあ。
c0008520_2391851.jpg12時前にさすがに眠くなり、部屋に引き上げる。ガスストーブのおかげで部屋は暖かいが、内陸地らしい底冷えがする。最後の最後になってフリースのパジャマを持ってきて良かった!
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by salamunagami | 2012-02-26 23:09 | エキゾ旅行  

2/22(水)旅の本屋のまどのトークはロフトチャンネルで同時放送!

c0008520_1345512.jpg2/22(水)旅の本屋のまどで行う予定のサラームのトークショーは「ロフトチャンネル」を通じて、インターネット中継放送されることになりました! 来られない方はこちらをご覧下さい!

2/22(水)「サラーム海上の中東音楽を巡る旅」

 2012年2月20日より満を持して始まるネットTV「ロフトチャンネル」にて、旅本ブックレビュー番組がスタート!
 第1回目はスペシャルバージョンとして、新刊『21世紀中東音楽ジャーナル』発売記念、サラーム海上さんのトークイベントを生中継。中東音楽の魅力について、現地で撮影した動画も交え語っていただきます。
 当日はネットからの質問も受け付けます。中東音楽ファンはもちろん、旅好きもお見逃しなく!

<中継URL>
http://www.ustream.tv/channel/loftch
19:30~中継スタート

※西荻窪「旅の本屋のまど」で行われるイベントの生中継です。
 イベントの詳細はこちらをご覧ください。
http://www.nomad-books.co.jp/event/event.htm
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by salamunagami | 2012-02-22 19:30 | 21世紀中東音楽ジャーナル  

2.22 Wed. サラーム海上の中東音楽を巡る旅@西荻窪のまど

c0008520_1526574.jpg西荻窪にある旅の本屋のまどさんで、ちょっとした発売記念トークを行うことになりました。こちらでは音楽講義というより、旅の話を中心にしたいと思います。中央線沿線の方、是非是非よろしくお願いします!

新刊「21世紀中東音楽ジャーナル」発売記念
◆サラーム海上さん  ビデオ&トークショー◆

「サラーム海上の中東音楽を巡る旅」
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新刊『21世紀中東音楽ジャーナル』(アルテスパブリッシング)の発売を記念して、“よろずエキゾ風物ライター”のサラーム海上さんをお招きして中東音楽の魅力について現地で撮影した動画を上映しながらたっぷりと語っていただきます。
ライターの他にも、ラジオやクラブのDJ、料理研究など多方面で活躍するサラームさんが、9・11から3・11までの21世紀最初の激動の10年を、未知なる中東音楽を求めてトルコ、モロッコ、イエメン、そして革命に沸くエジプトを取材。新刊では、そんな中東の街中で聞こえてきた、ベリーダンス、グナワ、スーフィーといった中東独自の音楽をたっぷりと紹介しています。
長年、中東音楽を追い求めてきた著者の集大成ともいえる1冊ですので、サラーさんの中東での貴重な体験談が聞けるはずです。サラームさんのファンの方はもちろん、中東の音楽や歴史・文化に興味のある方はぜひご参加ください!

※トーク終了後、ご希望の方には著作へのサインも行います。
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c0008520_15261276.jpg【開催日時】 2月22日(水)  19:30 ~ (開場19:00)
【参加費】   800円   ※当日、会場にてお支払い下さい
【会場】  旅の本屋のまど店内  
 【申込み方法】 お電話、ファックス、e-mail、または直接ご来店のうえ、
 お申し込みください。TEL&FAX:03-5310-2627
 e-mail :info@nomad-books.co.jp
 (お名前、ご連絡先電話番号、参加人数を明記してください)
 ※定員になり次第締め切らせていただきます。

【お問い合わせ先】
 旅の本屋のまど TEL:03-5310-2627 (定休日:水曜日)
 東京都杉並区西荻北3-12-10 司ビル1F
 http://www.nomad-books.co.jp
主催:旅の本屋のまど 
 協力:アルテスパブリッシング
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by salamunagami | 2012-02-22 19:00 | エキゾ講演&トーク  

2.19. Sun. DOMMUNE FUKUSHIMA! 獏原人村マサイさん登場!

c0008520_16473115.jpg昨年末に続き、サラームがDOMMUNE FUKUSHIMA!に出演します。今度はこのところ毎年夏に訪れていた秘境獏原人村の酋長マサイさんが登場し、彼からお話を聞き出す役目です。
そして第二部はDJ XTRIBESTERさんと僕がDJで登場します。僕のほうはマサイさんの娘さんでベリーダンサーのSAYAKAさん、そしてもう一人地元出身のベリーダンサーJENNAさんがDJの途中で踊ってくれることになりました。

c0008520_16475322.jpgDOMMUNE FUKUSHIMA! 2012年初の配信は、30年以上前に福島県の川内村にヒッピーが辿り着き拓かれた、自給自足の農業コミューン「獏原人村」についてお送りします。獏の歴史そして3.11は獏の生活をどう変えたのか

DOMMUNE FUKUSHIMA! 第12回配信(福島県郡山市より中継)

<2/19前半>19時~21時
第九夜「獏原人村ー福島に拓かれた夢のコミューンー」

出演:マサイ(獏原人村)
大友良英(音楽家)
サラーム海上(よろずエキゾ風物ライター)
司会:小川直人

c0008520_16482219.jpg<2/19後半>21時~23時 
出演:DJサラーム海上
DJ XTRIBESTER
SAYAKA[bellydance]
Jenna[bellydance]

入場料¥1500[1d付]TALK + LIVE(入れ替え無し/番組途中入場OK!/再入場不可)
会場は郡山市のKOCOラジ特設スタジオ。※駐車場はございません。
▶観覧予約→dommune.f@gmail.com

DOMMUNE FUKUSHIMA!

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by salamunagami | 2012-02-19 19:00 | エキゾ講演&トーク  

Dinner at OGINO

c0008520_12432074.jpg妻と僕の新刊祝い、(妻も2月)誕生日祝い、結婚記念日祝いを全て兼ねて池尻のOGINOヘ。池尻に住んでいた頃はしょっちゅう通っていたけど、経堂に越してからは遠くなったのと、ますます予約が取りにくくなったので、しばらく足が遠のいていました。最近二号店のデリカテッセン「Table OGINO」で働きだした友人のおきよしさんが四人の席を取ってくれたので、本当に久々に行く事に。
当日はお昼を抜いておいて良かった! 前菜一皿目はクルジェのムースと北海道ウニ、ビーフコンソメのジュレ。カボチャに似たクルジェの甘みとウニの味、ビーフコンソメが溶け合って幾らでも食べれちゃう!

c0008520_12432663.jpg前菜2品目はフォアグラのソテー、マンゴーのソース、レンズ豆煮。マンゴーを溶かし込んだ甘めのソースに濃密なフォアグラがトロトロに溶けて濃厚! 僕はOGINOに行くと大抵フォアグラを頼んでいたらしく、この料理と同じ写真を二年前のフォトライブラリーに発見した。

c0008520_12433586.jpg魚料理はスズキのポワレ、キャベツとアンチョビソース。これもスズキの焼き具合が最高。表面カリカリ、中とろとろ! これもシェフの定番だ。写真以前も撮っていた。

c0008520_12445929.jpg口直しのソルベを挟んで肉料理は青首鴨のソテー、ブルーベリーソース。青首鴨は全身の肉がレバーのようにトロリとしていて真っ赤。鴨の心臓とレバーもウナギの肝以上に苦くて香ばしくて、生命そのものを食べているような気分になった。いやあ、元気をもらったなあ!

c0008520_1245149.jpgもう誕生日は過ぎたのにこんなサプライズまで用意してくれていた。イチゴとピスタチオのアイス、マスカルポーネ、黒胡椒。 ピスタチオのアイスも美味いけど、マスカルポーネも濃厚!

c0008520_12453813.jpg経堂に越してからは、キッチンが広いおかげで料理熱が高まり、最近はほとんど自炊していて、自分で作れば作るほど料理は上達するので、ますますうれしくなって作っていたけど、実はこの所、作り過ぎで自分の味に飽きてきて、自分的には何か壁にブチ当たっていたような、ちょっとしたスランプ状態だったんです。(多分、この長い冬の寒さに飽き飽きしてるせいもある)そんな時に荻野シェフが作る突き抜けた料理を食べると、僭越ながらも、どこか自分の料理作りにも、そして生き方にも、フィードバック出来る所を見つけられるような気がします。元気がない時、何かに行き詰まっている時にこそこういう美味い店は行くべき。久々に大枚はたいて良かった!
食べ終わり外に出ると、みぞれが降り始めていたけど、ジビエのおかげか身体がポカポカして全然寒くない。毎年、確定申告後は梅ヶ丘のM寿司に行っていたんだけど、今年はOGINOにして良かった!
荻野シェフはJOJOの奇妙な冒険第4部に出てくる料理人のスタンド使い(名前失念。杜王町でイタリア料理店やってて、彼の作る料理を食べたお客は身体の悪いところが溶けて再生するスタンド能力)みたいだなあ。いやあごちそうさまでした。おかげで明日からも楽しく生きる力をもらいました!!!
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by salamunagami | 2012-02-18 12:49 | エキゾな日常  

21世紀中東音楽ジャーナルが店頭に並び始めました!

c0008520_12131428.jpg
今週木曜16日からやっと、ついに、「21世紀中東音楽ジャーナル」が店頭に並び始めました! 長かった!
タワーレコーズ渋谷店7階書籍売場ではこのように大型パネルまで作って展開してくれていました。本当にありがとうございます! 店員のOさんに頼まれて著者サインを10冊に残してきました。 このパネル、展示終わったらいただきたいくらいです。

c0008520_12132161.jpg周りには妻の本や僕のかかわった本、CDなどが並んでいます!

c0008520_12145625.jpgそしてお馴染みEl Sur Recordsでは特典付きで発売開始しました!  
昨日は急遽「サラームの一日サイン会」と勝手に決めて、店番をしていたところ、雪が降りだす悪天候にも関わらず、旧友の井上薫君や、WAVE時代の同僚、ぱいでいあや朝日カルチャーの受講生、ベリーダンスを習われている方、仕事の上の友人たち、十数名の方にお越しいただきました。寒い中、ありがとうございました。
 
全国の本屋さんではどうなんだろうか? 買って読んでくれた方、楽しんでいただけているかなあ?

来週は木曜にまたまたエルスールにて一日サイン会を行います(つーか、店番してるだけだろうって?)。その後はパキスタンに行ってしまうので、しばらくサイン本がないので、その旨よろしくお願いします!
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by salamunagami | 2012-02-18 12:20 | 21世紀中東音楽ジャーナル  

Last Night My 45 Anniversary Party

c0008520_15503936.jpg昨夜は「旅で覚える中東クッキング」の編集者である双葉社のTさん夫婦に、僕の中東料理を食べてもらう会。共通の友人を足して6人がサラームバワンにいらっしゃいました。もちろん僕の誕生日だとは伝えてなかったのですが、最近はfacebookなどで誕生日はバレちゃいますね。夕方にいらした段階でお花やケーキやシャンパンをたっぷりいただいてしまいました。申し訳ない。でもありがとうございます。
前週がモロッコ料理大会だったので、今回は気分を換えてトルコ料理ばかり。前菜はインゲンのオリーブ油煮、長ネギのオリーブ油煮、羊飼いのサラダ、オリーブのマリネです。この後、灯油ストーブの上で煮込んだ白インゲン豆と羊の煮込みを出しました。
c0008520_15504479.jpg一つ目のメインディッシュは海老と烏賊のギュヴェッチ。土鍋焼きです。これは烏賊からも大量に汁が出て最高に美味かった。
c0008520_15505573.jpg二つ目のメインディッシュは、トルコ料理ではなく、インドで言う「アフガニスタン風ケバブ」。しかし、一つ目にはかなわなかったな。この後にはギュヴェッチ用に買った海老の殻や頭を使って海老のアメリケーヌソースを作り、パスタで和えました。これは海老味が濃密だった!
c0008520_15505870.jpgそう言えば45年も生きていますが、名前入りの誕生日ケーキをいただいたのは初めてかもしれません。ケーキ自体も超濃厚なチョコで、最高でした。

c0008520_1551174.jpg更にデザートもたっぷり持ってきていただいて。僕はショコラ・フォンダンをいただきました。電子レンジで温めてチョコがトロトロに!

c0008520_15503518.jpgそしてお花を沢山いただいたので記念撮影しました。僕は以前から黄色や赤の花ばかりいただきます。

c0008520_1551535.jpg一夜明けて今も部屋にはエキゾティックな花の香りが漂っています。
45歳、アラフィフです。世の中を見わたし、さらに自分の確定申告の書類を見ると、日本はとんでもないことになっていることに気づきますが、それでも僕は日々なんとか楽しく生きています。来てくれた6人の他にもfacebookで100人近くの方からお祝いメッセージをいただきました。皆さんほんとうにありがとうございました!

c0008520_1684315.jpg今朝、部屋に残っていた空き瓶です! 当然二日酔いヒドイです。

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by salamunagami | 2012-02-13 16:11 | エキゾな日常