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2 Weeks Past

c0008520_0455050.jpg 3.11から2週間が経った。東京は被災地ではないが、生活はもちろん変わってしまった。花粉症と黄砂のせいで仕事がはかどらないが、それでも仕事が当分先まで埋まっているのはありがたいことだ。

c0008520_044818.jpg普段なら一日で書ける原稿を1日半かけて終わらせ、テレビやインターネットで福島原発の最新状況をチェックする。

c0008520_045569.jpg日本の災害情報マップを作って、まめに更新しているのはgoogle mapやフランスやドイツのテレビ、そして日本では民間の草の根レベルの人々だ。なぜ日本の地図を見るのに海外を経由せねばならないのだろう? 東京電力や原子力保安院はなぜこういうわかりやすいマップを作らないのだろう? この図は日本のSPEEDI(緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム)によるものだが、SPEEDIというには出てくるまでが遅すぎる。SLOWLYと呼んだほうが良いくらい。

c0008520_0455776.jpg震災後初めてガソリンスタンドへ。普段は人なんていない灯油コーナーはこんな列が出来ていて、初めて使う新品のタンク率も高い。一人でタンク二つ買う客もいる。

それでも人々の生活は続いている。
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by salamunagami | 2011-03-28 00:55 | エキゾな日常  

Ship of Fools

c0008520_0392579.jpg今日の帰り道、経堂駅からサラームバワンまでの16分間に見たHuman Behavior。

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c0008520_0383632.jpgThe Doors
Ship of Fools

The human race was dyin' out
Noone left to scream and shout
People walking on the moon
Smog will get you pretty soon
Ship of fools, ship of fools
Ship of fools, ship of fools
Ship of fools, ship of fools

c0008520_038283.jpg追記:この曲を知らないという人がいたのでyoutubeを貼っておきます。



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by salamunagami | 2011-03-25 00:49 | エキゾな日常  

聖者の宮廷考延期とぱいでいあ体験講座キャンセルのお知らせ

このたびの東日本大震災の影響により、和光大学では卒業式をはじめ公的な行事・集会をすべて中止とすることが決定されました。

これに伴い、3月20日(日)に予定しておりました「聖者の宮廷考」は延期することとなりました。

また3月23日(水)に予定しておりましたオープン・カレッジぱいでいあ2011体験講座につきましても中止することになりました。

こちらとしても厳しい決断ですが、計画停電が実施され、また、余震等もおさまらない不安定な状況の中で、受講生の安全を一番に考えますと、中止はやむを得ないと判断いたしました。
直前のご連絡となり、ご迷惑をおかけし大変申し訳ありません。
誠に恐縮ですが、事情をお察しくださいますようお願い申し上げます。

なお、「聖者の宮廷考」は春先に必ず行いますので、その際には是非是非よろしくお願いします。
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by salamunagami | 2011-03-23 22:00 | エキゾ講演&トーク  

Live in the history of NOW

c0008520_21362087.jpg今週何度も見た映像を二度と忘れないようにここにアップしておこう。

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c0008520_21525948.jpg優れた音楽家は時代の精神をすくいあげ、時に歌にしてしまう。そういう人は大抵早死にするけど。というわけでこの曲もそんな不思議な意味が出てきたのでは?

Asian Dub Foundation
"A History of NOW"

Eye to Eye
Gotta get back to the desert
Gotta get right back to my soul
Burning sky
Where every drop of rain Is a blessing to behold
Cos I can't be be a relay
On an expanding circuit board
My mind won't fit on a server somewhere I could never afford
You can't download the sun
You can't download the sea
You can't download the sun
You'll never download me
Too many ideas buzzin round inside my brain
Live in the history of now
And I'm feelin like there's
Nothing left that I can really explain l
Live in the history
Live in the history of Now
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by salamunagami | 2011-03-23 21:51 | エキゾな日常  

3/23水 和光大学ぱいでいあ「ワールド音楽」体験講座開催

今年もぱいでいあ開催に先駆けて体験講座を開催します。

サラームの講座「ワールド音楽」は3/23(水)午後8時10分より行います。
どんな講座なのか知りたいという方、鶴川まで本当に行けるか心配という方、予約不要、受講料も無料ですので、この機会に是非参加下さい。

オープン・カレッジぱいでいあでは、開講に先駆け体験講座を開催いたします。「講座の内容を知りたい」、「どの講座を受けるか迷っている」、そんな方におススメです。この機会に是非ご参加ください。

■開催期間:3月22日(火)~3月28日(月)
■受講料無料 ■予約不要

*時間割など詳しくはこちらをご覧ください (pdf 389KB)
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by salamunagami | 2011-03-23 20:10 | エキゾ講演&トーク  

Homeparty with Fruits de Mer

c0008520_12102919.jpg昨夜は近所に住む菊地夫妻が、桜新町の魚屋で買ってきた魚を持って我が家に来た。持ってきたのは3kgほどの巨大なスズキ(なんと1700円だったそう!)、ハマグリ500gほど、小鯛が10尾(こちらは200円とのこと!)、そして鯨の生肉。災害と計画停電により都内の外食産業の売り上げがガタ落ちで、魚も値下げがヒドイことになっているのだ。トイレットペーパーなんて買いだめしても食えないのにね。大流行のインスタントラーメンだって、放射線はなくてもケミカルは体内に残存するだろうに。

夕方から料理を作った。菊地君はスズキのカルパッチョと鯨のネギとコチジャン和え。シーシェパードの代表は今回の震災を「天罰」と言ったらしい。奇しくも我が東京都知事と同じ発言だ。この事は忘れずにずっと覚えていよう。それにしても鯨の生肉はいつ食べても美味い!

c0008520_12103267.jpg最近よく作っているトルコの黒海風ピラフ。カタクチイワシが手に入らなかったので、小鯛で作る事にした。トルコにこんな料理はないのかもしれないけど、御飯の味付けはミディエ・ドルマ(ムール貝の御飯詰め)と同じにして、耐熱皿の底には塩胡椒して焼いた鯛の身をほぐして敷いてある。日本の鯛飯も美味いが、トルコ味ももちろんチョクギュゼル! 

c0008520_12103425.jpgこの他にスズキの骨焼きや皮焼きも作ったが、最後にはスズキの頭で出汁を取り、それで野菜をゆであげ、タジン鍋に野菜とスズキの身とたっぷりのハマグリを散らして、少々のサフランで味を付けたタジン風ズッパ・ディ・ペッシェを作った。ハマグリとスズキの出汁が最高!

静か過ぎる東京ですが、こうして日常の時間が過ぎています。
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by salamunagami | 2011-03-21 12:15 | エキゾ料理  

Quiet Life in Tokyo on the Equinox 2011

c0008520_11475720.jpg被災地の方には本当にお見舞い申し上げます。僕は縁があって郡山や会津若松、そして獏原人村の友人達にこれまで大変お世話になってきたので、彼らの事を思うと言葉もありません。

計画停電、そして三連休、東京はかつてない不思議な静けさに包まれています。
すでに海外や西日本に疎開した友人達も多いし、週末だけの疎開をしている人も多いと思います。AERAは「放射能がくる」だし、土曜夜に「一都5県の水道水から放射性物質が検出された」と報道され、後になってその数値が非常に低いものだと伝えられ、そして今度は「体外被曝と体内被曝を同じ数値で計っていいものか?」という見方も登場してきました。水が本当に汚染されてしまったら、それこそ疎開ラッシュが始まるぞ。一体どうすればいいんだい?

c0008520_1147472.jpg土曜夜はハイパーレスキュー隊の記者会見に心動かされる一方で、福島第一原発で働く東電の孫請けの若年労働者がつづった「福島第一原発作業者に人権はない!」というブログがひそかに削除されていました。

海外からは、インド・デリーの日本人留学生達の間で「日本から放射能が振ってくる」というデマがメールを通じて流れたと友人から怒りの知らせがきました。そんな事よりラージャスターン州の砂漠で98年に行った原爆実験の後処理はどうなってるんだ? それ以上にデリーの大気汚染のほうがよっぽどヒドイだろうに。

僕の所にはトルコの友人達から次々に「日本を出ろ、イスタンブールに来い」とのメールが届きます。いったいどういう報道がされているのだろうか。チェルノブイリの後、ウクライナの黒海対岸に位置するトルコにはダイレクトに放射能が降ったはずだけど、そっちはどれだけ報道されたんだろう? 中東専門のジャーナリストに至っては、普段は「政府やマスコミの言っている事なんて信じてはダメだ」と言っているくせに、「テレビや新聞で見た。早く東京から脱出しろ」ですから。「心配してくれるのは嬉しいけど、こんな大事な時にマスコミの言ってる事を信じてどうする?」と返信しました。

在日フランス人達には日本退去処置がなされ、都内でいつもヒマそうにしている所を見かける、とあるフランス人の友人も気がつくとこの時とばかりに帰国していました。彼にチケットが買うお金があるのかと不思議に思っていたのですが、実は無料だった模様。

都内では買い占めがやっと落ち着いてきました。世田谷ではトイレットペーパーも牛乳も買えます。灯油はまだ買いに行ってないので不明ですが。

僕は普段テレビを点けることなんて全くないのですが、今回は朝から晩まで点けっぱなしでした。NHKばかり見ていて、時にフと魔が差して民放に切り替えると、いまだに「詳しくはCMの後で」「この後すぐ」なんていう90年代に確立したベタな手法が取られていてビックリすると同時に、「仕方ないよね、企業なんだから。広告主のために番組を作ってるんだから」と思い直し、それがテレビのスイッチを切る良いタイミングとなります。

c0008520_11475219.jpg無数の情報が錯綜し、それぞれの立場によって同じ事象でもまったく異なった見解が示されます。そしてそれぞれのジャンルの論客達がtwitterやブログで、場合によってはいまだ匿名で争っています。被災地ではまだ満足な食事も暖房もない、インフルエンザまで流行り始めているというのに...。

この静かな連休中の東京にいて、情報を交通整理するには自分なりの物差しを持つ事が大切になっています。

写真は、僕の家の屋上と、向かいの駐車場から撮影した一昨日、昨日の夜のスーパームーンです。
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by salamunagami | 2011-03-21 11:49 | エキゾな日常  

3.20 Sun. 第11回 聖者の宮廷講

c0008520_160741.jpg春分の日曜 今年第一回となる聖者の宮廷講を行います。今回は日曜なのでふるってご参加下さい。

第11回 聖者の宮廷講 :聖者の宮廷巡行考:インダス・ナイル二大音楽文明の沿岸をゆく

サラーム海上
村山和之
野上郁哉

3月20日(日曜日)午後2時(開場)より6時(終了)
 和光大学ぱいでいあホール(小田急線鶴川駅)参加自由、
 終了後会場外にて懇親会の予定

〆外出禁止令、催涙ガス、行方不明の運動員の噂が飽和状態に陥る寸前、殉死者を讃える歌が誕生し歌い廻されてゆく。「声」による身体性から新しい連帯が生まれるとき、スーフィーとその音楽はいかなる力を発揮するのだろうか?

・エジプトで広場を埋め尽くす数十万人の民衆蜂起を目の当たりにしたサラーム海上、パキスタンで自爆テロと民族主義武装闘争の実情を肌で感じた村山による最新現地巡行談、加えて若手スーフィー文化研究者:野上による2010年度パキスタン・スーフィー音楽動向の解説からなる聖者の宮廷講半年ぶりの新番組となります。
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by salamunagami | 2011-03-20 14:00 | エキゾ講演&トーク  

2010年代「CHANGE」の時代?

ブログを書くまでしばらく時間が空きました。その間にもtwitterやfacebookはまめにつぶやいていたのですが.......。

被災者の皆様、被災者の家族の皆様に心よりお見舞い申し上げます。

 僕は職業が音楽ライターなので、60年代、70年代、80年代、90年代、ゼロ年代という西暦の10年期(ディケイド)を常に意識してきました。なぜか20世紀中盤以降のポップ音楽は確実にその周期でくくれるものがあるからです。そこで現在の2010年代=テン年代という時代、そしてその時代の音楽とはどんなものなのかという疑問を常に頭の片隅に置いていました。
 そして、今年一月のエジプト・カイロで僕は偶然なのか、必然なのか、あのエジプト革命の場に遭遇し、一週間ほど、夜間外出禁止令に悩まされながらもカイロの革命の動向を見つめる機会を得ました。
 僕の専門の音楽で言えば、ゼロ年代の始まりにベリーダンスの世界的なブームとともに広まったエジプト=アラブのポップ音楽「シャバービー」がこの数年で妙な保守化を起こしていた事が気になってエジプトに来てみたところ、カイロにこれまでになかった新しい音楽シーン(インディーズロックやヒップホップ、デスメタル、民謡楽団)が生まれつつある事を現地取材して芋づる式に初めて知りました。
 その新しい音楽の息吹きに呼応するかのようなタイミングで起こったエジプトの革命を見て、「やはり音楽と社会はどこかで繋がっている。これが2010年代のスタートだ!」と確信したんです。
 
 そう思って日本に帰ると、一部の中東研究者やtwitterやfacebookの活用者、海外のメディアをチェックしている人を除いて、「エジプト革命は時代の変わる事件である」、そう言う人は誰もいませんでした。単なる対岸の火事扱いされている事に驚きました。カイロのあの空気を吸ってしまった僕達だけが、何か夢を見ているような立場に立たされている、そんな違和感を感じました。
 
 でも僕達はもう後戻り出来ないはず。2001年に9.11同時多発テロが起きて「ゼロ年代」という新しい時代に入った事を否応でも誰もが知ったのと同じように、奇しくもホスニー・”ムバラク”と同語幹の名前を持つ”バラク”・オバマが「CHANGE」と言って大統領に選ばれた事によって序章を開いた2010年代は、エジプトや中東諸国の「CHANGE」とともに本章に入ったのだから。
 きっと近いうちに、新しい時代に突入した事を日本人全員が否応なしに気づくような事件、出来事がなにか起こる。それを期に人々の心や考え方、生き方まで変わるような出来事が必ず起こる。そう思っていました。
 
 でも、それがこんなに早く、しかも最悪な形で起こるとはまさか思わなかった。「CHANGE」の時代、新しい時代とは、日本全体にとってこれほどダメージの大きな事件から始まるとは予想もしていなかった。

 地震災害、津波災害、そして原発事故による放射能汚染、そして今まだ被災地に残されている人々の救助支援活動、そして節電の始まった関東東北の新しい生活など、目の前にはとてつもなく厳しい現実が広がっています。かつての震災や大戦を超えてきた日本ですから、必ず復興すると信じていますが、その前に多くの人が通らなくてはならない問題が山積みで、想像しただけでクラクラします。
 その新しい時代の日本においてワールド音楽のライターというニッチな職業の僕は何が出来るのか。幾つかの雑誌の締め切りやイベントが飛んで空白の時間が目の前にある今、じっくり考えたいと思っています。
 
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by salamunagami | 2011-03-16 00:03 | エキゾな日常  

Salam's Middle-Eastern Cuisine Lessons on Web

c0008520_115467.jpgサラームの料理新連載開始! 
双葉社のWEBマガジン「カラフル」にて「旅で覚える中東クッキング」が始まりました!
第一回は「モロッコ・フェズ〜ファティマおばちゃんのタジン」の巻!
このブログの1月上旬のモロッコ旅行記を読んでくれた方、お待たせしました。ファティマおばちゃんによる鶏と干しイチジクのタジンを
完全レシピ付きで公開です。

「旅で覚える中東クッキング」
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by salamunagami | 2011-03-11 01:03 | エキゾ執筆活動