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True People's Celebration

c0008520_3151020.jpg 秩父ミューズパークで行われたTrue People's Celebrationに行ってきました。もちろん目当てはタブラ・ビート・サイエンス! 僕の本「エキゾ音楽超特急」を読んでくれた方はご存じのように、僕は二年前にタブラビートをベイルートまで見に行って、その時に一緒に行った元カンバセーション、今ファットリーフにいるTさんの尽力で今回ついに来日に到ったワケ。僕の記事で特集組んでくれたLAYAのコウキ君もオーガナイズに深く関わってて最初からタブラビートって騒いでたし。まさか日本で観れる日が来るなんて思わなかったよ、感無量。

 秩父は土曜には都内同様に大雨だったらしいけど、9/5はなんとか大雨には到らず、ステージ上に屋根もあったので快適に観れました。でもなぜ秩父くんだりで? 場内でキャンプもできないし、二日連続の人はこのためだけに往復したのかな。ステージは前回のよみうりランドそっくりだったし、わざわざ遠い天気の不安定な秩父でやった理由は不明。でも諸処の悪条件にも関わらず見た目3千人以上もお客さんが来てたのは、TPCでしか観れない音楽があるってことだよね。二回目にして内容で信用されたってのはスゴイことだよ。プロモーションも行き届いてなかったのにね。

 さて、僕が会場に着いたのはお昼の12時半で、最後までいたから一応ほとんどのバンドは見ました。


c0008520_3152932.jpg タブラビートは大トリで15分押しで19時50分スタート。いつも通りスルタン・カーンとザキールのジャガルバンディから始まったけど、時間が押してるせいか、アーラープをほとんどやらずにタブラが入ってしまい、ザキールがワザをすぐに始めると会場が「ウォー!」と超盛り上がる。ザキールの超速弾き初めて観て驚かない人はいないけど、まだまだ盛り上がるには早いって、もっと押さえてと、老婆心で観ていたら、ザキールはお客さんに反応してさらに超絶ワザを次々に披露し、そのままビル・ラズウェル&カーシュ・カーレイが加わり、DVD同様の展開に。その後もスルタンがリード・ボーカルを取り、DJディスクとザキールの掛け合い、ザキールの速弾き等、見せ場が続いて観客も超盛り上がる。でもキーボードとベースがデカイのにDJディスクのスクラッチ音は小さかったり、音のバランスは良くなかったな。それでもオレもザキールのプレイはいつも通り観てるだけで喉が渇くくらい興奮したけど。

 そんなこんなであっと言う間に9時で終了。一時間10分ってのは短かかったよ。ベイルートで観た時はハリプラサード・チョウラシアとスーザン・デイヒムがゲストで来ていたし、単独公演だったから途中休憩を挟んで3時間以上のステージだったけど、今回はフェスティバル形式で一バンドあたり一時間ちょっとでエンドがしっかり決まっていたようで、仕方ないんだけど。

 でも昨夜は三年前のシャクティ@松戸とは比べようない程、観客が盛り上がって終了したのが印象的だった。出口に向かう途中、「ヤベエよ!ザキール」とか「こんなの初めて!」なんて声も聞こえてたし。前回のシャクティ@松戸の時はインド音楽マニアやカルチャー系の観客しか来てなくて、オールスタンディングで「ウォー!」って盛り上がりたいような人は全然いなかったし、そういう人達にインド音楽の面白さなんて伝わってなかったからね。この三年間で大型フェスが当たり前になって、知らない音楽に対しての耳が随分開かれたってことだよね。ザキール達も日本でこんなデカイ歓声を浴びたのは初めてだったはずで終了後挨拶したらすごく嬉しそうだった。

 フェスティバルってのは一度に今まで知らなかったいろんな音楽を知る、いわば出会いの場的な意味もデカイから、今回のTPCは大成功だと思うよ。今回初めて生のインド音楽に触れた人はかなり多いはずだし、これを機にインド音楽を聞こうと思う人は確実に増えるはず。年末年始にインドに通う日本人も増えそう。(あっ、ボンベイで僕を見かけたら、声をかけて下さい)。Tさん、コウキ君をはじめ、皆さん本当にお疲れ様でした! また次回、色んなフィードバックを活かして頑張って下さい。

 この分だと来年一月末のシャクティもチケットあっと言う間に売り切れそうだな。どなたか今度はハリプラサード・チョウラシアかシブクマール・シャルマとザキールって純粋なインド古典ジャガルバンディを呼んでくれないでしょうか。
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by salamunagami | 2004-09-05 03:14 | エキゾ音楽