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DUOUD & GNAWA DIFFUSION

DUOUD & GNAWA DIFFUSION _c0008520_9552330.jpgYesterday, I had an interview with Mercan Dede again. This was the 2nd time for me but, his conversation was always really interesting. He speaks very logically quoting a lot of sufi proverbs. And last night DUOUD & GNAWA DIFFUSION played at Cocoon. duoud played with Yemenite singer Abdullatif Yacob. Gnawa Diffusion played special unplugged Gnawa set for Cocoon. GD was very familiar to live gigs much more than I had imagined. 1&1/2hour Gnawa set was so nice. I kept my head swaying and whirling all the time. I look forward to see Electric set on 6th Friday at Club Quatro. The singer and leader, Amazigh was nice guy. I met him at Kokkyo no minami bar the day before yesterday late. His French accent is Midi-Sud, So for me very easy to catch up.
Tonight , Mercan Dede, finally,,, I think his ambient and mystique sound suites the venue. Don't miss!
DUOUD & GNAWA DIFFUSION _c0008520_9553837.jpgHe is Abdullatif Yacob. I hope we will see each other again in this Christmas in Sanaa.
昨日はメルジャン・デデにインタビュー。僕は彼に昨年イスタンブールで会って、その後スイスで会って、一年後、今度はついに東京で会った。それだけにインタビューというより近況報告が多くなる。「次はいつイスタンブールに来るんだ。イスタンブールが恋しいだろう? サラームはほとんどトルコ人だよ」と、あの特徴的な催眠術師のような声で繰り返される。アルキン(メルジャン・デデの本名)の声はオレの中ではもう、アヤソフィアやボスポラス海峡やエミニョニュの埠頭の風景などとともにトルコをイメージさせるイメージの一つになっている。トルコ航空やトルコ観光局はプロモーション用に是非彼の曲やナレーションを起用すべきだ。
ところでデュオウードのスタッフには「サラームはオレよりフランスのこと知ってる。ほとんどフランス人だ」と言われ、一月前に会ったムサフィールのハミッドには「そろそろインドに引っ越してこい。ウチの横(ジャイプール郊外、真夏は50度近い)に土地を買うことを真剣に考えろ」と真顔で言われた。オレは外国人から見ても、それほど地に足がついてないということだろう。「外国人でいることは最大の幸福」(正確には忘れたけど)と言ったのはポール・ボウルズだっけ。
ライヴはデュオウード+イエメン人歌手アブドゥルラティフ・ヤコブ。中世から変わらぬイエメンのアラブ音楽と、マグレブ〜パリのアラブ音楽未来形が邂逅する素晴らしい内容だったが、昨夜は音量が妙に小さかったせいか、プログラミングのリズムに完璧に対応しているデュオウードの二人と慣れていないアブドゥルラティフの掛け合いがイマイチしっくり来ない。コクーンという劇場のせいか、爆音ではない四つ打ちがお客さんの所まで上手く届かず空しく響いた。日曜のUNITのほうがノビノビとやれていた。コクーン向けでなかったな。一方のグナワディフュージョン。CDを聞いてると正直、いかにもフランス的なラテン〜レゲエ生バンドという音作りが少々古くさく、フランス語圏以外には通用しないのではと思っていたが、ライヴはこれがなかなか! コクーン向けということでアコースティック・アンプラグドなグナワ・セット。客席後ろから大太鼓とカルカベを鳴らしながら登場。ステージまで行進する。カルカベはノンPAなのにシャカシャカとバッチリ聞こえてる。シャアビっぽい曲も二曲やったが、基本的に一時間半全てグナワ、もちろんグナワ・フェスティバルで見れる本物のマーレム達と比べられるものではないが、リーダー&歌手のアマジーグの人となりがアイドル=カリスマ的で、そうした弱さを補ってあまりある。CDだけではわからないというワールド音楽の典型的な例だな。まあゲンブリとカルカベを聞いたらオレと妻は頭を揺らして聴き続けるしかないんだけど。周りは誰も頭を振ってなかったので、前のほうでガンガン頭を回してるオレ達は後ろの人達に迷惑だったかもしれんが、あんな麻薬的な音を聞いたら動かないではいられない。最後は彼らの最大のヒット曲「オンブレル」。「僕は美容室のイスになりたい。 麗しい女性達の尻が僕の高慢さに逆らってつぶれるように」というサビをアラブらしいコブシをたっぷり使って歌い上げる。なんだ、アマジーグ、歌超うまいじゃん! しかも「麗しい女性の尻が僕の高慢さに逆らってつぶれるように」というフレーズを最後に三回も続けてコブシたっぷりに歌った。客席にいたアルジェリアやモロッコの政府高官達はさぞかし忌々しい思いで聞いていたのではないか。アマジーグやるな! 6日のクアトロでのエレクトリック・セットも行かねば!
さて今夜はメルジャン・デデ。彼のアンビエントなシンセとネイはコクーンに意外と合いそうな気がしている。ベリーダンサーの皆さんは今日こそ最前列で回るべきですよ!

by salamunagami | 2006-10-04 09:57 | エキゾ音楽  

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