チェンナイのミールス(昼のカレー定食)
まずは毎日のように通い詰めたコンサートホール、ミュージックアカデミーの食堂のミールス。たいていのコンサートホールには簡単な食堂があって、中でもミュージックアカデミーは規模がデカイから昼飯時になると200人くらいのミールス目当ての客と、ほぼ同数の従業員(人の多いインドでは基本)でごった返す。ここは45ルピーでシンプルな飽きない味のミールスが食べられる。皿はもちろんバナナの葉で、ステンレスのバケツにおかずを入れた従業員が、バケツをカンカンカンと鳴らしながら、お代わりを配って歩くから、食べても食べても永久に量は減らない。どの店でもまず最初にパパドとチャパティやロティ、プーリなど粉系が出て、それを食べ終わって初めてご飯が出てくる。でもオレはチャパティなんてお代わりしたくはないから、最初からご飯を出して欲しいよ。ここについてたココナッツあんの白団子もうまかったな。
こちらは四年前に見つけ、今回も食べに行った究極のミールス店アンナラクシュミのミールス。どの店もインフレで30〜50%も値上がりしてたのに、この店だけは四年前と同じくミールスが365ルピー。この店はKLにもシンガポールにも支店があって、ある宗教団体が経営しているらしい。「アンナラクシュミで食事をすることは貧者の涙をぬぐうことになるのです」とパンフレットに書かれていた。はあ、そうですか。まあ能書きは置いといて、やっぱり美味いです。大抵の高級店はクリーミーにしたり、油たっぷり使って大衆店と差別化を図るんだけど、この店だけはさすがに格が違います。
続いてはチェンナイの至る所に店を持つサラヴァナバヴァン・グループの高級ブランド店スワティのミールス。サラヴァナバヴァンはシンガポールにもロンドンにもドバイにもKLにも支店を持ち、サラバナストアという大型デパートもある。チェンナイを旅行した人でこの店で食べたことない人はいないってくらい至る所にあって、味もなかなか。でもこの高級店(冷房が効いて、店内が暗め、テーブルの配置もゆったり目、食器が銀)のミールスは上に述べた通り、クリームや油ぎっとりで頂けないな。ラッサムが美味かったので良しだが。135ルピー。
でこれがサラバナバヴァンのミールス。店によって冷房付き、冷房なしがあって、ここは冷房付きで95ルピー。250円でこんな18種類もおかずがついてるんだから、チェンナイは農業が豊かってことだよね。味は高級店よりもあっさり系で食べやすい。
続いてサラバナバヴァンの店頭にあった本日のミールスの看板を。右の黒板が上の写真のミールスらしいけど、でもどれがどの品なのか、オレには一切不明。
というわけでチェンナイではミールスをお昼に食べて、夜はルームサービスでフルーツサラダで済ませてました。
by salamunagami | 2006-01-11 22:34 | エキゾ旅行