壮絶な任侠無駄死に映画「ベンゴ」やっぱりたまらん!
サントラ盤に収録されている「Arrincomanera」というフラメンコ曲をDJでしょっちゅうかけていたのですが、この曲が歌われるシーンを久々に見て、歌詞まで字幕で読んだら、ちょっと泣きそうになりましたよ。映画館の大画面で見たら本気で泣くかも?
この映画はあくまでフラメンコが主役ですが、実はスーフィーの音楽も重要な役割を果たしていて、その点で「愛より強い旅」にも繋がってます。上エジプトのアマド・アル・トゥニやトルコのクズイ・エルギュネルら、スーフィーの有名音楽家も画面に登場します。次回、監督が来日したときはスーフィーとフラメンコの関係について聞いてみたいですね。
しかし、主役のアントニオ・カレーラスのダメオトコっぷりがカッコイイ! ご都合主義的で、劇画的な、分かり易過ぎるほどのジプシーの生き様! まさに「フラメンコなるもの」を体現してる!
これはフラメンコが登場する映画ではなくて、フラメンコそのものを描いた映画なんだよね。まだ見てない方はこの機会に映画館で見て下さい。
宣伝になっちゃってるけど、僕のブログを読んでいるようなエキゾ音楽好きは絶対見たほうがイイよ!もう観たって人も劇場で見直すと発見あるはず。
今夜は「僕のスウィング」を見直す予定。
by salamunagami | 2005-12-12 16:13 | エキゾ映画