Dinner at OGINO
当日はお昼を抜いておいて良かった! 前菜一皿目はクルジェのムースと北海道ウニ、ビーフコンソメのジュレ。カボチャに似たクルジェの甘みとウニの味、ビーフコンソメが溶け合って幾らでも食べれちゃう!
前菜2品目はフォアグラのソテー、マンゴーのソース、レンズ豆煮。マンゴーを溶かし込んだ甘めのソースに濃密なフォアグラがトロトロに溶けて濃厚! 僕はOGINOに行くと大抵フォアグラを頼んでいたらしく、この料理と同じ写真を二年前のフォトライブラリーに発見した。
魚料理はスズキのポワレ、キャベツとアンチョビソース。これもスズキの焼き具合が最高。表面カリカリ、中とろとろ! これもシェフの定番だ。写真以前も撮っていた。
口直しのソルベを挟んで肉料理は青首鴨のソテー、ブルーベリーソース。青首鴨は全身の肉がレバーのようにトロリとしていて真っ赤。鴨の心臓とレバーもウナギの肝以上に苦くて香ばしくて、生命そのものを食べているような気分になった。いやあ、元気をもらったなあ!
もう誕生日は過ぎたのにこんなサプライズまで用意してくれていた。イチゴとピスタチオのアイス、マスカルポーネ、黒胡椒。 ピスタチオのアイスも美味いけど、マスカルポーネも濃厚!
経堂に越してからは、キッチンが広いおかげで料理熱が高まり、最近はほとんど自炊していて、自分で作れば作るほど料理は上達するので、ますますうれしくなって作っていたけど、実はこの所、作り過ぎで自分の味に飽きてきて、自分的には何か壁にブチ当たっていたような、ちょっとしたスランプ状態だったんです。(多分、この長い冬の寒さに飽き飽きしてるせいもある)そんな時に荻野シェフが作る突き抜けた料理を食べると、僭越ながらも、どこか自分の料理作りにも、そして生き方にも、フィードバック出来る所を見つけられるような気がします。元気がない時、何かに行き詰まっている時にこそこういう美味い店は行くべき。久々に大枚はたいて良かった!
食べ終わり外に出ると、みぞれが降り始めていたけど、ジビエのおかげか身体がポカポカして全然寒くない。毎年、確定申告後は梅ヶ丘のM寿司に行っていたんだけど、今年はOGINOにして良かった!
荻野シェフはJOJOの奇妙な冒険第4部に出てくる料理人のスタンド使い(名前失念。杜王町でイタリア料理店やってて、彼の作る料理を食べたお客は身体の悪いところが溶けて再生するスタンド能力)みたいだなあ。いやあごちそうさまでした。おかげで明日からも楽しく生きる力をもらいました!!!
by salamunagami | 2012-02-18 12:49 | エキゾな日常