Maroc 18, Cooking Lesson in Marrakech 2

c0008520_8285815.jpgエルスール用のCDも買い集め、更にバブーシュやクッションなど自宅用のおみやげもたまってきたので、今日は朝から郵便局へ。昨日のうちに郵便局で段ボール箱を買っておき、中に詰める荷物も厳選し、詰められるだけ詰めて、税関チェックがあるので、フタを開けたまま、朝8時半の郵便局の開局時間に国際郵便窓口へ行く。すると受付の係員がスコッチ(ビニールテープのこと)を持っていないなら買って来いと、朝から開いているジャマエルフナ広場沿いの店を教えてくれる。朝の何もない広場を縦断し、梱包材屋を発見したので、開店準備中のお姉さん達に、「スコッチを下さい。幾らですか?」と聞くと、お姉さん達は何やらアラビア語でこそこそと相談を始めた。その中で「アシュリーン=20」という言葉が聞こえたので「20=200円だね。君たちの言っているアラビア語くらいわかるよ」と言って、その金額を置いて、スコッチを受け取り、出て行くと、口をすべらせてしまった女性が上司らしき女性に頬をビンタされていた。外国人からはもっとボるつもりだったらしい。
郵便局に戻り、税関用の書類を書き、係員に渡すと「中身はバブーシュだろ」と言われ、簡単にチェックされただけでフタを閉めてくれた。妻が破けやすいヒドイ品質のスコッチに四苦八苦していると、彼がスコッチ片手に器用に何重にも段ボールを閉じてくれた。
「このスコッチに幾ら払った?」
「20ディラハム」
「それは良くない。金額の問題じゃない、品質の問題だ。こんな品質の悪いものに20も払っちゃダメだ」
確かに日本なら100円ショップでももっとしっかりしたビニールテープが売っているから、それに200円も払ってしまったオレも間違っているのだが、モロッコ人に「品質の問題」なんて言われるとは思わなかった。
荷物は7.95kg 航空エコノミー便で約600ディラハム=6000円だった。
ラバトでは一時間かかった国際郵便の手続きがマラケシュでは30分で無事終了。ラバトでそんなに時間がかかったのは局員が賄賂が欲しかったのに、僕達がそれに気づかず何も払わなかったからだろう。ほんの少しでも渡せばチェックなんてしないでスムースに行ったのかもしれない。インドでは外国人の国際郵便の梱包のお手伝いは郵便局員の一番儲かるアルバイトとして広まっているのに、何故その事に気がつかなかったのだろう。いずれにせよ、荷物よ無事に到着してくれ〜! エルスールのお客の皆様も荷物の無事な到着を祈っていて下さいね。
9時前に今日の一仕事が終了し、近くのカフェで一休みしてからホテルに戻る。

c0008520_8255491.jpg11時前にまた出発。今日は昨日に続き、またまた料理レッスンを受ける。今度はフランス人のご主人とともにマラケシュに住んで十数年、完全予約制のサロン・ド・テZourouniを運営している日本人ゆみこさんから、地元のおばあちゃん達に習ったという鶏肉のクスクスの作り方を教わるのだ。
ゆみこさんに許可を得たので彼女の自宅のサロン兼カフェになっている部屋の写真を載せましょう。こんなすばらしい部屋に二人暮らし。すごい贅沢なスペースです。

c0008520_8271268.jpgキッチンは二階にあり、そこも広々と明るい場所。そこで鶏肉と野菜のクスクスの作り方を教わった。クスクスのスープのほうは鶏肉とタマネギを煮込んだ後に、大きさを揃えた野菜を煮込みにかかる時間に合わせて、時間差で加えていく。ゆみこさんはコテコテの大阪弁で「おでんのようなもんやから」と言うのを聞いて安心した。僕も日本で全く同じ事を言っているから。クスクスのスープはビーフシチューのような濃いものを作らずに、野菜と肉のおでんのようなものをイメージして、と。スムールのふかし方は一手間も二手間もかける。一旦水を湿らせたものを15分ほど蒸かし、お盆にあけて、水と塩を振りかけ、ダマにならないように両手でぎゅっと絞るように振り分け、再び15分蒸かす。そして3度目はオリーブ油も加え、またまたダマが残っていないように両手でギュッギュッと押しつぶし、練ると、そのうちに粘りけが出てくる。

c0008520_8235359.jpg妻と二人でゆみこさんの話を聞いていると、奥からご主人のエティアンさんが出てきて、僕が音楽好きとわかると色んなCDを持ってきて、これを聞いてくれとかけてくれる。ジャック・デュトロン、フーン・フール・トゥ、ジミー・スコットにradio novaのコンピ盤などなどなど。

c0008520_8274265.jpg二時間かけてクスクスの完成。一階の広々したサロンで二人だけでいただく。スパイスはジンジャー、サフラン、クミン、ターメリック、胡椒を全てパウダーでほんの少しずつ使うだけで、とてもシンプル。これぞ家庭の味と言いたいほど薄口だ。ゴボウのようなキクイモのような少々臭みのあるカブ、繊維にそってラペしたニンジンのようにほぐれる赤カボチャは日本にはない野菜だが、その他のニンジンや大根、タマネギ、トマトはもちろん日本にも存在する。先日のアル・ファシアも美味かったが、クスクスならこの二週間で今日のものが一番美味しかった。

c0008520_8281315.jpg食後のデザートはレモンのタルト、そしてご主人の入れてくれたノスノス(カフェと牛乳が半々のカフェオレ)を頂き、マラケシュ〜モロッコの面白いお話をたっぷり伺うと、いつの間にか四時前になっていた。随分長居してしまった。それほど料理も美味しく、ゆみこさん、エティアンさんのお話が楽しく、ご自宅の居心地が良かったのだ。ゆみこさんのサロン・デ・テZourouniは教室だけでなく、通常のランチ、ディナー、カフェ営業も実にリーズナブルな値段にて、完全予約のみで行っています。マラケシュのメディナで本当に美味しい家庭料理を頂けますよ〜。詳しくはhttp://moroccocco.jugem.jp/?eid=94から。
Zourouniをお暇し、一旦ホテルに戻り、軽装になり、午後4時に近くのハマムに行くが、ちょうどハマムは団体客に貸し切りで入れなかった。残念。一旦ホテルに戻り、日記を書き、昨日に習ったレシピをまとめているといつの間にか夕陽が暮れ始めた。

c0008520_8293678.jpgマラケシュは明日の朝発つので、最後にもう一度ジャマエルフナ広場に行っておこう。小銭を用意し、芸人達を撮影しよう。
バイオリンでギーギーと同じ音だけ弾き、何やら単調な節で歌うオッサン歌手が着いた当初から気になっていた。芸、音楽としては全くダメダメなので、今日ももちろん彼の周りには誰も集まっていなかったので、僕が目の前に陣取り、一曲聴かせてもらい、内容にふさわしい金額1.5ディラハム=15円を払い、写真を撮影させてもらう。こんなダメなオヤジ歌手にお金を払っているのが珍しいらしく、先ほどまで周りに人なんていなかったのに、いつの間にか人垣が出来ている。
さあ、次に行こうと思って立ち上がると、後ろに、マラケシュで有名な日本人相手の偽ガイド兼ジゴロのガイが立っていて、日本語で「チャント、オカネハラッタ?」と聞いてくる。コイツはちょっと元グナワディフュージョンのアマジーグ・カデブに似ている優男風だが、全体に悪人のオーラがジト〜っとにじみ出ていて、日本人観光客相手に問題ばかり起こすので現地在住の日本人達も完全無視している輩なのだ。今回の短い滞在の間に二度ほどすれ違い、二度ともカチーンと来るような事を日本語で言ってくるので、「お前には関係ない、その口を閉じてろ!」と日本語で返していたのだ。今夜も余計な一言を言ってきたので「ウルサイ、お金なら相応の金額を払ってるよ! お前には何も関係ないだろ」と大声で返すと即「ファックユー!」と返ってきた。そこで「お前、その程度の事しか言えないのか? 悔しかったら学校行け、きれいな日本語勉強しろ、一生偽ガイド! Monsieur le faux guide!」と大声出してやった。モロッコ人はどちらが悪いかはきちんと見ているので、今回は僕のほうに分があった。
モロッコは大好きな国だし、時々素晴らしい出会いがあり、沢山の親切にも出会うけれど、性悪な人間の数は僕の知ってる他の国々と比べると本当に多い。現在のインドの20倍くらいはいると思う。それが本当に残念だ。社会が悪いのか、教育が悪いのか、かつての植民地支配が悪いのか、気候や風土が悪いのか、それとも元々の人間が悪いのか? そんなことは思いたくもないのだが......。
6度も来ているマラケシュだが、正直言って外出しているときは今も全く気が抜けない。宿に戻るとホッと息をついてしまう自分がいる。
夕食はもちろん軽く済ました。
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by salamunagami | 2011-01-15 08:35 | エキゾ旅行  

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