Cambodian Kong Nay, Miyako Kamiuta

 すごい湿気だあ。まるで霧の中を歩いているような気分になるほどだ。というわけで今朝は約束していた打ち合わせをすっかり忘れてしまい、20分遅れてしまった。今週末、来週の予定もicalに書いてあるだけだったから。ちゃんと手帳に写さないと忘れちゃうよね。今週末は土曜夜に砂漠の薔薇の二周年パーティーでDJ、日曜はラジオの収録と夕方からワールド音楽講座の受講生達と懇親会の予定。
 気づくと、今月はワールド音楽好きにはマストな公演が二つあるので、皆さん忘れないように!


World Chamber Music 音の世界遺産 #4 コン・ナイ
2009年7月16日(木)
19:00開演
全席指定 6,000円
出演 コン・ナイ(歌/チャペイ)
http://www.ojihall.jp/concert/lineup/2009/20090716.htm
カンボジアのコン・ナイは幼くして天然痘で失明し、生きるためにチャペイの弾語りを習得しました。当然のごとくポル・ポト率いるクメール・ルージュには迫害されましたが、奇跡的に生き延びたのです。
カンボジアの伝統音楽はタイ、ラオス、ミャンマーなどと共通するインド文化の影響が強く、世界遺産アンコールワットの壁画にも、同じく無形遺産となった宮廷舞踊や影絵芝居のナン・スバエックに引き継がれた楽器が描かれています。近年、復興が進んでいる舞踊劇は、最も様式上の純粋さと古典的な美しさが残されているといわれています。
コン・ナイの語り物は、最も大衆的なジャンルです。それだけに、歌や楽器の技術だけでなく、即興的な詩のセンスも問われますし、その表現力で聴衆を興奮、感動に導くのです。ポル・ポト以前には多くの盲目の楽士や放浪芸人がいましたが、生き残った者はきわめて僅かなのです。コン・ナイは伝統的なスタイルだけでなく、過酷な人生経験に裏打ちされた、豊かな表現力で、世界に通じる同時代的なアーティストといえる存在でしょう。
その意味で、同じように戦争を生き抜いたヴェトナムのキム・シンにも通じるところがあります。というか、激動の時代を経験してきたインドシナの放浪芸。その多くが盲目であることをはじめ、ハンディキャップを持つという共通項。彼、彼女たちを代表するのがコン・ナイといっても過言ではないでしょう。
WOMADにも招聘されたことからも判るように、その歌に魅せられたのはカンボジア人だけではありません。伝統的なスタイルから、きわめて即興的な弾語りまで、まさに自由自在。【カンボジアの吟遊詩人】【メコンのブルーズ】という形容はぴったり。1946年生まれの63歳。充実と枯れた味わいが同居するカンボジアの奇跡。彼もまた生きる伝説【音の世界遺産】なのです。



<日本文化の古層>
宮古島の神歌と古謡
■ 日時 : 7月18日(土), 7月19日(日) 15:00 14:30開場
公演所要時間は約3時間〜3時間30分(途中出入り自由)
■ 会場 : 草月ホール
主催:アリオン音楽財団/朝日新聞社
問合せ先:アリオンチケットセンター 03-5301-0950
入場料:一般 5,500 学生3,500
【プログラム】
[宮古島西原地区の神歌]
池間島から宮古島に移り住んだ人々の居住する西原地区の女性祭祀集団ナナムイ(七柱)を終えた80〜90歳代の歌い手による神歌を披露する。昨年CDデビューしたことから地元紙で”西原(ヌスハラ)キャンディーズ”と紹介される。
高良マツ:93歳。今でも毎日畑に出て農作業をしている。
長崎トヨ:91歳。元司。歌と踊りを担当する。
村山キヨ:87歳。張りのある声の持ち主。

[伊良部島佐良浜地区の神歌]
現在最も神行事がさかんに行われる伊良部島の佐良浜地区。池間添、前里添の二つの地区からそれぞれ3名ずつ選ばれた神役が年間40回以上の神行事を行う。今回は現役を卒業したばかりの元司達6名が池間系、佐良浜の伝統的な神歌、祝い唄を披露する。
濱川美代(元大司)57歳、長崎国枝(元カカラ)58歳、上原敏美(元カカラ)56歳、
与儀千代美(元カカラ)55歳、仲間八重子(元ナカンマ)52歳

[宮古島西原地区の古謡]
西原地区に伝わる古謡を、三味線と太鼓をいれて民謡形式で伝える3人のチーム。重要な祭祀、ミュークヅツの唄や宮古を代表する豊年祈願の舞踊曲、クイチャーなどを披露する。
盛島 宏(歌、三線):82歳。若い頃より唄と三味線に親しむ宮古民謡の達人。その歌声とリズム感は右に出るものがいない。普段はサトウキビ栽培など農業に従事する。西原地区の慶事では必ず呼ばれ演奏する。
本村キミ(囃子):82歳。盛島氏のはやしを長年努める。元神司でもある。
長田トシ(太鼓):79歳。盛島氏の隣人にして、長年のリズム・パートナー。
友利サダ(囃子、踊り):91歳。

[伊良部の民謡]
宮古島の隣、伊良部島は民謡、古謡の宝庫としても知られ、伊良部を唄った名曲も多い。今回地元では民謡の第一人者として知られる譜久島方上氏の孫、譜久島雄太を中心に宮古や伊良部の民謡や古謡を披露する。
譜久島方上(三線)[予定]: 伊良部民謡のマエストロにして、元町会議員。72歳。
譜久島弘一(太鼓): 48歳。方上氏の次男。空港に勤務するかたわら伊良部民謡を教え、後輩の指導にあたる。
譜久島雄太(歌、三線):10歳。天衣無縫な性格と元気いっぱいの唄いぶりで、宮古島では知らぬ人はいない人気者。小学4年生。

[多良間島の古謡]
南島を代表する伝統的な芸能行事、八月踊りで有名な多良間島。今回はほとんど知られていない古謡、ユネークというジャンルを中心に素晴らしい歌声を披露する。
浜川春子(歌) :キングレコードで発表された南海の音楽、八重山・ 宮古編でも2曲録音している、多良間を代表する唄い手。
垣花政一(三線): 49歳。多良間の八月踊りの地方(じかた)も努める民謡愛好家。多良間村文化協会の副会長でもある。

<監修・ナビゲーター>
久保田麻琴(音楽家・プロデューサー)
<解説>
佐渡山安公(陶芸家・宮古伝承文化研究センター所長)
伊良波盛男(詩人・池間郷土学研究所代表研究員)

http://www.arion-edo.org/tsf/2009/program/m04/
[PR]

by salamunagami | 2009-07-02 14:09 | エキゾ音楽  

<< Au revoir Marie... ぱいでいあ0906 東南アジア2 >>